2014/03/01

ごめんなさいね、ホントに連日オイル関係ばっかりで。
ではまずお伝えする事として、初回入荷のBORED在庫分がかなり少なくなりましたのでゼヒお早めにBOREDのSTOREからご注文お待ちしています。
現在至急追加補充分を手配していますが、少し時間が空いてしまう予定です。補充が完了次第STOREへリアルタイムにアップしますが、もちろんBORED取扱DEALERでもお求めいただけますのでゼヒご利用下さい。
さて、お客様から「油膜の強さをどうやって他社製品と比較すれば良いですか?」とのお問い合わせいただきました。
簡単な方法として100円ショップなどで金属製の小さいコーヒースプーンを2つ買って来ます。同じ形同じ大きさの2つです。一方のスプーンにBOREDのオイルを付属のキャップスポイトで1滴垂らします。同様にもう一方のスプーンには他社製品を1滴、出来ればBOREDの付属キャップスポイトで行なえば大体同じ位の容量になるでしょう。
そして同時に垂直方向へ傾けて待ちます。すると当然重力によってオイルが垂れ始めますが、最終的には逆さにして放置するのが良いでしょう。15分でも30分でも放置して確認して下さい。流れ落ちた油膜の量と厚みが目視でも確認出来ると思います。
さて、画像はそれを受けてBOREDで簡単にテストした結果です。左側は某大手メーカーのスプレー式オイル、真ん中はBOREDの低粘度ULTIMATE、右側は某ピスト用決戦低粘度オイル。事前処理として某大手メーカーのスプレー式オイルはスプレー内のガス分を抜く為に別の容器へ移してから1時間程放置した物を使い、トレーはステンレス製の物をCPCで脱脂洗浄した物です。
画像にすると一目瞭然ですね。左側の某大手メーカーのスプレー式オイルは油膜が薄く広がり、垂れる油膜の太さも非常に広く薄い油膜となっていて揮発した様な感覚です。と言うかほぼ画像では見えませんね。右側の某ピスト用決戦低粘度オイルは既に垂れきって着低していますし油膜の垂れる太さも少し太い事が分かります。そして真ん中のULTIMATEは低粘度ながらこの油膜の存在率です。油膜の垂れ方も細く一定に保たれています。
この画像でお伝えしたい事は低粘度だからと言って使用を敬遠する事は無いと言う事です。BOREDのULTIMATEはこの様に物理的にも垂直な金属面へもしっかりと存在しています。これは金属に付着した直後に油膜の分子が金属の分子と化学的に吸着している事も証しています。いささか簡単過ぎではありますが。
もちろん高粘度のVERSATILEなら更に粘度も相乗するので油膜の存在率は上がります。なので、極圧数値から言っても油膜の存在率から言っても今までグリースを使用して来た箇所に十分対応出来る訳です。
となると当然ハブ内のベアリングやラチェット部に使用すれば、グリースよりも遥かに回転性に優れ油膜のフリクションが低減します。結果速くなる又はより回せる。
この方法で他社製品のスプレー式を除く高粘度中粘度を対象にテストしてみましたが、BOREDのオイルが最強でした。ちなみに二番がBOREDの廃盤BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT、三番がBOREDの前オイル701020、四番がVIPRO'SのMUONでした。最低は某です、ここでは言えませんが正直極圧性からも油膜性から見てもクズオイルです。