2014/10/31

連日お伝えしていますBORED VITALより受注を開始しましたFAITHですが、BORED STORE上の画像を追加しました。
お見せしたい部分は多数あるのですが、とりあえず表面上から見え難い部分の素材や仕様をアップしています。
また、ロールトップ構造につき容量変化時のシルエットなども参考にしていただければと思います。
上記画像は33リットル相当時のシルエットイメージで、フロントメッシュを取り外した状態です。この雰囲気も良いですね、タウンユースでも全く違和感ないシルエットだと思います。
このフロントメッシュを取り外すとボトム付近に配置されたモールが現れます。トップ付近のモールと併用しそれぞれにガイドラインなどを通しておけばトレッキングポール、ピッケル、パックロッド、カヤックパドルなど長物なら何でも取り付け対応可能となります。
もちろんその上からフロントメッシュを装着する事も可能なので、サイドコンプレッションコードと併せ長物収納には最強でしょう。
この画像の他にもタウンユース時に汎用的容量な29リットル相当時のシルエットやほぼ最大容量に近い39リットル相当時の画像もアップしています。
大きく思われているかもしれませんが、あくまでもFAITH自体は汎用的なサイズです。ロールトップの拡張性によりここまで容量を変化させる事が出来ます。
またバッグのシルエットは内容物に依存します。比較的シンプルな長方形のシルエットですが、サイドのコンプレッションコードを締め込めば少し丸みを帯びます。
一泊二日のテント泊は十分対応となり、外装を増やす場合も各所に左右配置したループを使用してガイドラインやパラコードだけを用意すれば簡単に容量を増やす事が可能です。

2014/10/30

ここのところ毎日この話題となってしまいますが、本日正午12時よりBORED STOREにて受注を開始致しましたBORED VITALのFAITH。
予想を上回るペースでオーダーをいただき大変ありがたく思っています。このFAITHは限定生産ではなくBORED VITALとしてはDAMASCUS SHEATH KNIFEに次ぐ通常ラインナップとなります。ただ上記いずれの製品も生産形態がハンドメイドとなりますので受注形態として当分の間は受注生産となってしまいます。
さて、これからボーナスシーズンやクリスマスシーズンを迎え、更には年末年始中など物欲に好都合な時期となって来ますが、上記シーズンに入手されたい方はなるべくお早目に BORED STORE よりご注文をお願いします。
何度もご説明していますが、ハンドメイドによる非常に拘った製品となりますので月産数が制限されてしまいます。ご注文のタイミングにより入荷ロットが決定となりますので、上記シーズンまでに確実に入手しておきたい方はなるべく早い内でのご注文をお勧めしています。逆にご注文のタイミングによってはご希望の納期に添えない場合もありますので、その辺りを考慮した意味でもお早めのご注文をお待ちしています。
いよいよ数十分後に迫りましたが、本日お昼の正午12時をもちましてBORED VITAL DIVISION / FAITHバックパックの受注を開始致します。
価格面に関しては最終的にサンプル製作するまでに材料の仕入れや見直しなどを経て、当初想定していた金額よりも若干安価に抑える事が出来ましたが、それでもやはり使用しているメイン素材の質や量を含めRESISTANTによるハンドメイドと言う事も考慮するともう少し高価でも良いのかなとも思っていたり。
一応個人的には勝手な位置付けとしてRESISTANTのULTIMATE-LITEのすぐ下に位置する価格帯と考えて結果今回の価格に決定させました。3兄弟の末っ子でしかもハーフの腹違い的な。
そんなFAITHですが再度確認の上で、この製品は完全受注生産となりますのでBORED STOREよりご注文いただき、決済確認をもって正式な受注確定とさせていただきます。
BORED STOREよりご注文いただきました先着順に001番からのシリアルナンバーが決定致します。その後期日内までの決済確認をもってシリアルナンバーも完全な確定となります。カード決済ではなく銀行振込のお客様でもシリアルナンバーの早期獲得は可能となりますのでご安心下さい。
ただしシリアルナンバーの数字指定などにはお応え出来ませんので予めご了承下さい。
遠方にお住まいで通販をご利用になられるお客様の為に、タイミングが前後してしまいますが極力多くの画像を追ってBORED STOREへ追加アップして行きます。
近郊にお住まいのお客様は是非11月15日と16日の「2015 SS EXPLOSION」合同展示会にて実物をご覧いただければと思います。当日は会場でのオーダーも可能となっています。


10月は連日の早出と朝方までの残業で非常に慌ただしく多忙な一ヶ月でした。
昨夜のBLOGでもお伝えしたBORED VITALのオリジナルバックパックFAITHの発売準備が大詰めだった事もありますが、同時にBORED METHODの本筋系となる新たなラインナップオイルも同時進行し、更に某別企画プロジェクトや某別注オイルなども平行していた為に、中々タフでハードな一ヶ月となりました。ついでに近日中にアパレル類も入荷して来る予定なので今度は出荷作業が追加されます。
さて、そのBORED METHDOより先日発売しましたオリジナル高性能添加化合油ABSOLUTEに加え近日中には超低粘度高潤滑オイルLIGHT DUTYも発売となります。
画像の中央手前がLIGHT DUTYです。そう、デカールの到着待ちでして中身は既に完成していますが、何回確認しても相当ヤバい超低粘度っぷりです。
その超低粘度に関してはBOREDが想定している用途や環境であれば当然ながら粘度抵抗はほぼ起こりません。粘度が潤滑や回転の抵抗となるのはドライ環境以外では仕方のない宿命ですが、それでも究極に粘度を下げる事でそれ相応に近付ける事が出来ます。
ただし、粘度を下げると言う事は油膜自体の厚みも当然薄くなります、これは物理ですね。でもオイル性能としての吸着性や極圧性は厚みとは無関係で性質に依存します、これは化学です。要するに物理のネガティブ要素を化学のポジティブさで補強する。これが成り立つのはオイルその物の性能や品質が最高の本物である事で証明されます。そして更に保険と言う意味で添加剤に頼ります。しかも今回は更にもう一種類の基油が配合されています。何とノンポリマーの100%エステルです。と言っても誰も興奮していないかもしれませんが、粘度を左右させる為に必要なポリマーを一切使用していない世の中でも少数しか存在していないノンポリマーの100%エステル基油が配合されています。
と、テレビショッピング並みの宣伝文句みたいになってしまいましたが、BOREDのオイルは正真正銘最高品質の100%化学合成基油を使用しています。
過去のBOREDオイルから容器も一新してわざわざ国内生産のメーカー品を使用し、容量も10ml以上増量されていますが価格割合で言えば割安になっています。
今までも唱って来ましたが対金属全般用として、自転車用としての位置付けだけでなく、あらゆるジャンルで使用可能にする為に改めて設計開発したオイルです。
特にミニチュアベアリングやメタルベアリングなどを高速状況で回転させる、荷重の低い部分をレスポンス良く摺動させる、短期間に限定しフリクションロスを抑え最低限の油膜でしっかりと潤滑させるなど、用途は様々に想定しています。
11月15日と16日の「2015 SS EXPLOSION」合同展示会でもBORED METHODオイルをフルラインナップし、その超両極端となった粘度の違いをお試しいただければと思いますが、遠方のお客様向けにBOREDオイルのカスタムブレンド配合表なども準備していますので今暫くお待ちいただければと思います。

2014/10/29


明日10月30日の正午よりBORED VITALよりオリジナルバックパックFAITHの受注を開始致します。
RESISTANTへ製作依頼した100%ハンドメイドによる最高のクオリティとBOREDによる機能を追求したデザインが相乗し究極の軽量防水行動型バックパックに仕上がりました。
メインファブリックの選択や機能を何度も見直し、シルエットやフィッティングを重要視する為に多くの時間と手間を経てようやく納得の行く製品が出来上がりました。
メジャーマイナー問わず市場調査も行いながらバックパックのシーンでは最先端となる登山用ハイエンドテクニカルバックパックをベンチマークとし、その中でも軽量新素材であるUL素材をメインファブリックに選択しました。
トレッキングやハイキングは当然ながらサイクリング、フィッシング、ウォーターレクリエーション、キャンピング、レジャーなどのトータル的なアウトドアユースをはじめ、ユーティリティ性を持たせたシンプルなデザインとする事でタウンユースでも違和感無く使用可能となっています。
先日より各方面で公開していますFAITHの画像は仕様決定のサンプルとなります。若干ながら変更調整を行っていますが、現時点でメッシュ素材やバックル形状などをより軽量で高品質な物へ交換予定となっています。外観上はほぼ変化を感じる事はありませんのでご安心下さい。念の為近日中には製品と同一となる最終サンプル画像をアップ致します。
完全受注生産品となりますのでご注文後の期日内決済確認をもって正式な受注確定とさせていただき、受注確定順にて生産を開始させていただきます。
尚、ハンドメイドにつき月産数に制限が生じご注文のタイミングによっては翌月生産予定分として受注確定となる場合もありますので、勝手ながらご理解とご了承をいただきご注文を承らせていただければと思います。
また、決済確認後の正式な受注確定順にてシリアルナンバーが決定致しますが、ご希望のナンバーなどを選択する事は出来ませんので予めご了承下さい。
明日10月30日の正午から受注開始となりますのでBORED STOREよりご注文お待ちしています。


2014/10/28

先日からこのBLOG及び各SNSにてお知らせしていました11月15日と16日の2日間、BORED初の製品展示会及び製品受注会を行います。「2015 SS EXPLOSION」と題してRESISTANTとKURTZとの3社合同展示会となります。
BOREDとしてはVITALから完全受注生産にて受注開始致しますオリジナルバックパックのFAITHを展示致します。実際にテストを行った事前サンプルと更に調整を加えた最終サンプルを実際に手に取りフィッテイングも可能となっています。
FAITHに関しましては今月中にBORED STOREより受注を開始致しますが、実物を見てから検討したいと言う近郊の方は是非この機会にお越しいただければと思います。
引き続きVITALからはDAMASCUS SHEATH KNIFEの220105LTDと200085LTDを、オリジナル生産のTHERMAL LSTも併せて直接ご覧いただけます。
そしてMETHODからは今月27日より発売となりますオリジナル高性能添加化合油ABSOLUTEと11月上旬に発売予定となります超低粘度高潤滑オイルLIGHT DUTYも併せ現行製品をフルラインナップ展示致します。今回METHODのラインナップは会場の都合によりテストなどを行う事が出来ませんが、実物の粘度確認や用途説明などは直接行わせていただきます。
上記VITAL及びMETHODのいずれも当日だけの特別価格もご用意していますので、この機会に是非ご来場いただければと思います。
尚、当日は当然ながらBOREDとして自分一人での対応となりますので、長時間対応させていただく事が難しい場合もありますがご理解いただければと思います。なるべく詳細なテキストなども用意してご確認いただける様に準備は万全ですのでご安心下さい。
また当日は新規お取り引きなどの商談及び契約なども対応させていただきます。
当日の詳細は下記となります。個人業社問わずどなたでもご来場いただけますので是非ご来場お待ちしています。

会場:デザインフェスタギャラリー EAST 102
住所:東京都渋谷区神宮前3-20-2
日時:11月15日(土)11:00〜20:00
   11月16日(日)11:00〜19:00
出展:RESISTANT KURTZ BORED
何だかやっぱり屋外でまともなパッキングをして撮影しないとダメですね。
でもBOREDなりにFAITHの更なる画像を撮ってみました。
恐らくこれがFAITH単体で外部に何も装備拡張させない場合の最大容量です。正直35リットルを余裕で越えており、恐らく40リットル相当でしょう。
BOREDの作業場内で撮影しているのでバッグの中身はBOREDにある物で。その内訳は避難袋に入っているエアー式の簡易スリーピングマットが2個、パーカーが1枚、Tシャツが7枚、ネルシャツが1枚、ロングスリーブが1枚入っています。そして左ポケットにはSOGのマチェット、右ポケットにはVIPROSのCPCパーツクリーナー、フロントのメッシュポケットにはRUSH COATが10本。この内容でロールトップはデフォルトの実用最大延長で通常使用しサイドコンプレッションを思い切り締めています。
更に自身でガイドラインやパラコードを追加すればFAITHのボトムとトップにテントやスリーピングマットなどが追加可能で、その他のモールを使用しポーチなどを装着すれば更に容量が拡張出来ます。例えばデジカメ、サイフ、ライト、サングラス、ナイフ、グローブ、キーホルダー、ラジオなどはバッグ内に収める必要はありません。全てバッグ本体とショルダー及びウエストベルトに装着したモールを活用しポーチやカラビナなどを併用すれば上記の全てを取り付け出来ます。
全くもって意味不明な装備になってますが、この格好で悪戦苦闘しながら真夜中に自撮してみました。
自分の体格を知っている人ならFAITHとの比較で相当量が収納出来る事が分かって貰えたと思います。
ちなみに、これはサンプルのFAITHですが、既に製品化前の最終サンプルではサイドポケット内に収めたバックルの位置を背面側へ移動し、サイドポケットの懐にもう少し余裕を与えますので更にアクセスがし易くなっています。

2014/10/27

すっかり予定よりも遅いアップとなってしまいましたが、中々上手く素材感を撮影出来ず差し当たりメインシルエットのみアップしましたのでテキストと併せてご覧下さい。
防水性を考慮したロールトップ形状で容量を35リットルとした汎用性と各所に機能性と拡張性を持たせた軽量防水のアウトドア全般に対応するバックパックとなります。
メイン素材はUL防水素材のエクスパックを使用し、その特徴となるダイアモンド型の繊維目に加え更にクロス目のリップストップが加工されたレアな素材を使用しています。
ボトムへは各国の警察や軍隊で採用されているバリスティックナイロンの軽量バージョンを使用し、摩擦や突起などから強力にボトム付近を保護しています。
両サイドに配置したポケットはULセイルクロス防水素材のスピンネイカーを使用し、素材自体の張りと滑り特性に優れた軽量素材を使用する事で頻繁な荷物の出し入れ時にも劣化を防ぎ、一般的なメッシュ素材よりも実用耐久性を確保しています。
背面パッド部は上下だけではなく左右への調整も可能となるRESISTANTが水面下で開発していたV.A.B.S(ベンチレーテッド・アジャスタブル・バックパネル・システム)を本家よりも一早く搭載し、ベントレーション機能を持たせメッシュ素材を多用しながらもエクスパックも併用する事で軽量かつ頑強な仕上げとなっています。
この背面パッド内にはソフトな樹脂製のトーションバーを内臓しており、フレームの概念とは異なり直立姿勢から前屈姿勢への変化にもしなやかに追従します。
更に背面パッド内のトーションバーに付随して、取り外しが可能なウエストベルトはバッグのボトムよりも低い位置で支えられる様にオフセットしており、アクティブな動作時において抜群の安定性を誇ります。
そのウエストベルトは取り外して単体使用も可能となっており、市販のポーチなどを取り付け出来る様モールやループを備えています。
バッグ前面を半分覆う様に配置されたポケットは安易に取り外しが可能なミルスペックメッシュを使用し、メイン気室の容量を侵す事なく濡れた物や汚れた物などを簡易的に収納する事が出来ます。
メイン気室開口部となるロールトップはバックルの連結位置を上下または左右へ変更可能な構造とし、サイドコンプレッションを兼ねたコードと併用する事で気室の容量変化に素早く対応する事が出来ます。
各所に配置したループやモールシステムを使用する事で更なる拡張性を持たせ、必要に応じて市販のスタッフバッグやポーチなどを追加しメイン気室の容量を侵す事なく外装品を増やす事が可能です。
その他にもボディ内に配置したシンプルな大型ポケット、ショルダーに装着したサングラスやライトの収納に便利なループ、ロールトップを開口する事なくメイン気室へアクセス可能な背面止水ジップなど、更にそれら以外にも最低限の重量増に止めたユーティリティ機能も満載しています。
バッグ本体へはPVCレザーにシリアルナンバリングをレーザーマーキングにより施したオリジナルのネームタグとドライカーボンパイプにレーザーマーキングを施したオリジナルの持ち手を取り付けています。
軽量目的だけをメインとしたUL防水素材の使用では無く、その中でも比較的頑強さと拡張性に重点を置いて製作しました。
受注開始は10月末までに開始となりますが、追って告知致します11月15日と16日に予定している展示会場にて是非実物をご覧いただければと思います。画面からはお伝え出来ない素材感と重厚さを感じていただけると思います。

本日の営業時間後にBORED VITALオリジナルバックパック「FAITH」の詳細画像を公開致しますが、その前にまだ最終サンプルには取り付けられていない材料を一足先にアップしておきます。
まずは、画像左のネームタグ。PVCレザーにレーザーマーキングされた物ですが、シリアルナンバーが連番で入ります。製品では受注順に001からの連番となりますが、画像ではサンプルにつき000番です。あ、この000番は当然ですが自分のですのであしからず。
そして画像右のカーボンパイプに墨入れした物は止水ジップの引き手になります。これもサンプルとしてとりあえず真鍮色で墨入れしましたが、これはたまたま近くにあった色だから。製品ではホワイトかシルバー系にする予定です。
と言う事で取り急ぎ先にアップしておく物となりますので、恐らく22時過ぎにはFAITHの全体画像と製品詳細をこのBLOG等にてアップ出来る予定となりますので是非ご期待下さい。
本日の営業時間後となりますが、BORED VITALより月内に受注開始予定となりますオリジナルバックパック「FAITH」の詳細画像を公開致します。
ここ最近はこのFAITHをはじめ、先日もお伝えしましたBORED METHODのABSOLUTEやLIGHT DUTYなど、それに加え某関係プロジェクトの進行管理など、更には展示会の準備などを同時進行しており中々リアルタイムにお伝え出来るタイミングが無かったのですが、何とか今夜中には詳細を含めた画像をアップしたいと思っています。
実物を見る事が出来ない方の為に、まぁ相変わらずの長文テキストになるかと思いますが、それほどお伝えしたい事があると言う認識でご理解いただければと。
やっぱり1年計画で進めて来たプロジェクトはどうやったって力が入ります。それは企画元のBOREDもそうですが製作側のRESISTANTも同様です。特に両者共に拘った部分がありまして、近日中に受注開始するまでの間は極力このBLOG及びSNSにてFAITHの情報をマメにお伝えして行く予定ですので是非チェックしていただきたい。


2014/10/24

もう10月に入ってから連日の早出&残業が続いていますBORED。加えて最近は打ち合わせや商談などで外出も多くなっているせいかずっと風邪を引きずっていますが、そんな動きの成果がようやく少し見えて来ました。
先日よりお伝えしました月内に受注開始となりますBORED VITALからリリースのバックパックFAITH、BORED METHODから近日リリースされる高性能特殊添加化合油ABSOLUTE、更には画像の超低粘度高潤滑オイルLIGHT DUTYも11月上旬過ぎには発売予定となり、それに合わせて既存ラインナップのRUSH COATもデカールデザインを変更して再入荷しています。
これにてBORED METHODの通常ラインナップが全て揃い、BORED史上過去最高の極端な性質を持った各製品により、単体使用はもちろん各種を配合してオリジナルでカスタムオイル調合が可能となる画期的なシステムが完成しました。
LIGHT DUTYは現在デカール印刷中となりますので、11月上旬過ぎには順次デリバリー開始となります。
また、上記BORED METHODのフルラインナップは近日詳細をお伝えします展示会場でもお買い求めいただける様に段取りしていますので、お近くの方は是非足を運んでみて下さい。
本日BORED STOREへLIGHT DUTYをアップ致しました。ご注文順に11月上旬過ぎにデリバリー致しますのでご注文お待ちしています。

2014/10/23


いよいよ今月中にBORED VITALオリジナルバックパック「FAITH」の受注を開始する予定となりました。
BOREDが拘った機能や素材を元にデザインし、RESISTANTへ製作依頼した100%ハンドメイドのパーフェクトクオリティなバックパックと自負しています。ちなみに画像はトライ&エラーを繰り返したサンプルのショルダー部分です。
今月中にはBORED STOREより受注を開始させていただきますが、完全受注生産となりますのでご注文後の期日内決済確認をもって正式な受注確定とさせていただき、受注確定順にて生産を開始致します。
尚、ハンドメイドにつき月産数に制限がありますので、場合によっては月産予定数から多少前後する場合もありますが、その点について勝手ながらご理解とご了承をいただき、ご注文を承らせていただければと思います。
遠方のお客様におきましては受注開始時にBORED STOREへアップします画像及び詳細を参考にしていただき、近隣のお客様につきましては追って詳細をお知らせします11月15日と16日に開催の製品合同展示会にて最終サンプルをご覧いただけます。
合同展示会場では直接の受注も行いますが、BORED STOREでの受注開始が先行しますので納期等に関しましては上記の通りご了承いただければと思います。
また、BOREDの既存ディーラー各店をはじめ新たなディーラーやバイヤーからの契約及び受注も上記展示会場にて受付致しますので、個人業者問わずどなたでもお気軽にご来場いただければと思います。

2014/10/22

工業用オイルの粘度を示す規格としてISO規格ではVGと表記し、自動車用オイルの粘度はSAE規格で10W-30等と表記します。
BOREDのオイルは当然前者のISO規格に準じて生産しています。数字が小さくなるほど比例して動粘度の数値も低くなり、すなわち低粘度となります。
BORED史上最高粘度なのは現在のラインナップTHICK HEAVYになり、ISOではVG650ほどの超高粘度となります。
ただし工業の世界ではこれよりも粘度の高いオイルも存在していますが、流石にこれは高温下での使用や高圧下での使用目的となるので、自転車を含む周辺の業界では無意味な存在です。
そして今度発売を予定している画像のLIGHT DUTYはBORED史上最低粘度になります。なんとISOではVG5と超低粘度です。
同じく工業の世界ではこれよりも粘度の低いオイルも存在しているのですが、100%化学合成のオイルでは恐らくこのVG5が最低粘度相当だと思います。
安価な鉱物油や揮発油などであればVG2など安易に存在するのですが、いくら最高級高性能精製潤滑油と唱ったところで根本的にオイルの分子構造が異なり、性能や寿命においては化学合成に勝る部分はありません。あ、唯一あるとすると価格がやたら安価なところでしょうか。100%化学合成は上記の最高級高性能精製潤滑油と唱っている鉱物油と比較し、ベースオイルのみで20倍〜30倍の価格差があります。
今回のLIGHT DUTYはこの最高級な超低粘度100%化学合成オイルの性能を最大限活かす為に、BOREDの立ち上げ当初の頃に目指していた潤滑性能や回転性能をとことん突き詰めた製品を目指しています。
もちろんBOREDが常にオリジナルオイルに求めている油膜性と極圧性は最大限引き出し、固形添加剤や塩素系物質などは一切使用していません。純粋にベースオイルの性能と優れた添加剤だけを使用したシンプルなオイルである事は変わりません。
近日発売となりますABSOLUTEはBOREDオリジナルオイルで使用して来た添加剤としては最高品質の物となります。同じく既存ラインナップのTHICK HEAVYは極圧と摩擦に対して過去最高となるオーバースペックで高耐久&長寿命に仕上げました。今度は高潤滑&高回転を唱うフリクションロスを最大限に抑えた潤滑重視の製品となり、これにてBOREDオイルの究極ラインナップとなります。
そしてこれらを後日お伝えする推奨比率で配合すれば更に目的や状況に特化したオイルをユーザー自身でカスタム出来る事になります。各種ベースオイルや材料同士のマッチングには一切問題が無く、これをテスト及び業者にて調査させる事にほぼ1年かかりましたが、何とか年内発売には間に合いそうです。
その他にも純粋なオイルではありませんがRUSH COATの存在もあり、これを加えるとプリコート剤やメタルトリートメント剤としての事前効果も加わるので、正にBOREDオイルの完結と言えるでしょう。
現時点でLIGHT DUTYの発売は11月中旬頃を予定していますが、ちょうどBORED初となる製品展示会を行う予定となりますので、その場での先行発売を視野に入れて現在仕上調整を行っていますので是非ともご期待下さい。

2014/10/21

メーカーなので当たり前ですがインプレも兼ねて早速やってます。
先日もこのBLOGでお伝えしましたメタルトリートメントを実践しているのですが、まずは高回転&低荷重の典型となるミニチュアベアリングから。
と言う事で既に6年物となりました自分の同リール3台にメタルトリートメントを行い特殊皮膜を生成させています。
BORED既存ラインナップの合成炭化水素油プリコート剤RUSH COATに近日発売となります高性能特殊添加化合油ABSOLUTEを10%混ぜます。当然ながら10%ではほとんど分からない程の粘度変化なので相変わらず水の様にシャバシャバな粘度です。
これを紙コップへ入れてそこに脱脂洗浄済みのミニチュアベアリングを浸け込みます。たったそれだけです。数秒浸け込んだ後はウエスの上へ並べておき、更に数秒後リールへ組み込んで終了。所要時間10秒です。
リールへ組み込んだ後は2〜3分ほど適当にハンドルを回転させて強制的に摩擦を起こします。これでもうABSOLUTEの特殊成分が反応し金属面に特殊皮膜を生成しています。更にこのまま放置しておけばRUSH COATが完全揮発してABSOLUTEの皮膜だけが残る極限までドライに近いコーティングとなります。
実は通勤に使用しているハブには既にこのメタルトリートメントのみを行い上記状態で走行しています。シールドベアリングなのですが、今のところ追加の注油無しで全く問題ありません。もちろん長期的な使用や高荷重には向いていないのですが、月に一度程度上記RUSH COATにABSOLUTEを10%混ぜた物を数滴注油していただければ常に特殊皮膜を維持する事が可能です。
上記は単純に回転性能や潤滑特性を重視した場合の使用方法ですが、これに荷重や衝撃にも耐えられる性能を加えたい場合はTHICK HEAVYにABSOLUTEを10%配合し適量注油して下さい。間違いなく市販の極圧グリス越えの最強な油膜となるでしょう。
更には年内に発売予定のLIGHT DUTYを使用して注油すれば極限まで低粘度な油膜となりオイルを使用しながらも高回転が得られるはずです。
さて、そんなリールとハブのチューニング。もちろんBOREDは公私共に11年もこんな事を行って来たのですが、この度BOREDのDEALERに新しく加わりましたDECADEWORKSもこんな事ばかりを行っていますw 以前から個人的にBORED製品を使用していただき、この度その作業内容にも共感出来る部分を多く感じましたので、この度新たにお取り引きさせていただく事となりました。
基本的には販売店と言うよりもチューニングショップと言う位置付けになりますので是非DECADEWORKSまで作業依頼してみて下さい。

2014/10/20

先日より先行予約を開始しましたBORED初の添加化合油となるABSOLUTEですが、初回のみ生産数に制限があり少量の入荷予定となります。
次回入荷予定は12月上旬となりますので少し時間が空いてしまいますが、これより十分な在庫補充が出来る見込みとなります。
さて、お陰様で既に沢山のご予約をいただいていますが、残り数が早くも少なくなって来ました。それに伴い生産ピッチを上げ納期を若干早める予定となっています。
当初は11月4日発売としていましたが、10月27日よりデリバリー開始とさせていただきます。
併せて既存ラインナップのRUSH COATにおきましては、商品デカールのデザインが変更となります。こちらは内容的な変更ではありませんので、一部デカールが混在する場合もありますがご了承下さい。
また、先行予約受付中の各種アパレルも残り枠が僅少となっております。サイズやカラーにより予約完売の物も多数出て来ていますので引き続きBORED STOREよりご注文ご予約お待ちしています。

2014/10/19


本日定休日ではありますが、昨日予約を開始しましたBORED METHODからリリースします特殊添加化合油ABSOLUTEについて多くのお問い合わせをいただきましたので、こちらのBLOGで具体的な使用例などをお伝えします。
まずこのABSOLUTEはメタルトリートメント効果に優れた特殊添加化合物となりますが、それには通常使用方法と特殊使用方法があります。
通常使用方法としては昨日のBLOGにも書きました通り、市販のあらゆるオイルやグリスへ5%~10%の割合で配合し、更なる添加剤効果を追加した推奨使用方法となります。
これが概ね開発経緯となった目的であり、一般的にも使用し易く色々なオイルやグリスを使用出来て更なる高性能化に改質出来ると言う利点から最も有効な使用方法だと思われます。
が、その一方でもっと大胆な特殊使用方法もあります。それは既存ラインナップとなりますRUSH COATを併用した使用方法となりますが、よりメタルトリートメント効果に特化し潤滑効果を重点においた使用方法です。
RUSH COATは成分に合成炭化水素を使用した遅乾性の溶剤となります。そして実は既にABSOLUTEの添加成分が一部配合されているのですが、このRUSH COATへ更にABSOLUTEを10%ほど添加します。その上で潤滑させたい金属パーツへ多めの量を注油します。
環境により異なりますが大体1週間ほどで注油したRUSH COATの成分だけが揮発し、ABSOLUTEの特殊皮膜だけが残る事になります。実はこの時点で既にメタルトリートメントとしての効果が完成されており脅威的な潤滑効果が得られます。
もちろんその皮膜は冒頭にある通常使用した時の油膜強度よりも劣りますが、それは寿命の差でありABSOLUTE自体の極圧性や皮膜強度はほぼ変わりません。
なので一見すると完全にドライに見える状態でも、非常にタフな皮膜が完成されておりRUSH COATが揮発するまでの間、徐々に特殊皮膜が生成されて行く事になります。
注意点としてはRUSH COATに配合した物を金属パーツへ注油後、必ず通常どおりに使用を行って下さい。摩擦や荷重が加わらないと添加成分が反応を起こさずに特殊皮膜が生成されません。一度皮膜が生成されてしまえば故意に剥離させない限り皮膜は残っていますので、それを維持する為にはABSOLUTEを10%配合したRUSH COATを定期的に注油して下さい。季節や状況により異なりますが、一ヶ月に一度を目安に最初の注油よりも少ない量で問題ありません。ちなみに金属パーツ以外の使用へは全く効果が現れませんのでご注意下さい。
そもそも画期的な製品と自負しているRUSH CAOTですが、ABSOLUTEを配合する事で更に明確な特殊トリートメント効果が得られる事になります。
シールドベアリング、ミニチュアベアリング、ワイヤー、ブレーキ、レバーなど、をはじめスケート、リール、ホビーなど荷重や衝撃が大きい場所ではなく、滑り特性や回転性能を常に得たい摩擦摺動部には驚異的な効果となるでしょう。
また、既存ラインナップのTHICK HEAVYには既にABSOLUTEが配合されていますが、更に配合する事は問題ありません。そして年内にはTHICK HEAVYとは真逆の性能となる LIGHT DUTYがラインナップに加わる予定です。 
既に製品詳細欄などにも既に記載済みとなりますが、BOREDのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDには同一の添加剤が既に限界割合で配合済みとなりますのでこれ以上の配合は完全に無意味となります。
また、市販のあらゆるオイルやグリスへ配合可能と書きましたが、塩素系のオイルやモリブデン系グリスなどに使用した場合は効果がありませんのでご注意下さい。
ABSOLUTEとRUSH COATのご注文をBORED STOREよりお待ちしています。

2014/10/17

以前にも軽く触れましたが、ようやく発売する決断と準備が整いましたBORED初となるオリジナル添加化合油を11月4日より発売します。
最近はナイフやアパレルなどの告知が多かったのですが、ちゃんと本筋製品も密かに煮詰めているのでご安心を。
さて、過去及び既存のBOREDオイルやグリスにも使用して来たオリジナル添加剤を一般ユーザー向けに再度調整し、ある用途に特化した性能向けでは無く、誰もが使い易くする為の添加化合油としました。
使用方法としては市販のあらゆるオイルやグリスに添加が可能となり、およそ5%〜10%の割合で添加していただければ飛躍的にそのオイルやグリスの性能をアップさせる事が出来ます。
では何の性能かと言うと、BOREDがオイルに関し常に提唱している油膜性と極圧性の2つがあり、その油膜性はベースオイルの性能に依存する割合が多いのですが、一方の極圧性に関しては添加剤の性能や種類に左右されます。
今回の添加化合物はその極圧性を長期に渡り維持する事が可能で、尚且つ金属の摩擦摺動部に特殊皮膜を生成して潤滑を援護するメタルトリートメント効果があります。
面白い特徴として全く摩擦や荷重のかからない部分に注油しても意味がなく、摩擦や荷重がかかればその負荷に対して初めて反応し特殊皮膜を生成し始める点です。しかもその負荷が高ければそれに応じた皮膜強度となり、逆に負荷が低ければそれに応じた皮膜強度となります。
この技術は過去の製品であるMPLとRTLから採用し、都度新製品に添加する毎にマイナーチェンジを繰り返して来ました。
なので例えば自転車のチェーンオイルに添加すれば比較的高負荷に耐える強靭な皮膜となり、釣りのリールオイルに添加するなら比較的元のオイルの潤滑性能を妨げる事が無い皮膜を生成します。
添加割合も5%〜10%と非常に少なく済むので、元のオイル性能や粘度をほぼ侵す事なく非常に高性能なオイルに生まれ変わります。何よりも元のオイルやグリスのフィーリングを変えずに済むので、シビアなレースシーンなどにおいても有効です。
また、更にもっと摩擦や負荷が多い、エンジンやモーターをはじめギアやミッション、業務用となる工作機械や電動工具などにも全く問題なく使用が可能ですが、添加割合は流石に分野違いにつき確認していません。
全ての市販オイルでテストする事は不可能ですが、現在市販されているBORED以外のオイルでは塩素系とシリコン系を除く全てのオイルに添加可能であり、グリスにおいては二硫化モリブデンなどの固形金属添加物が配合されていない物であれば確実な効果を発揮します。念の為、フッ素系などの金属以外の固形添加物には問題なく使用出来ます。
オイルにとってはベースオイルと肩を並べる程の重要な存在となる添加剤ですが、ユーザー自身でカスタム配合し粘度調整が出来る事を一つのウリとして来たBOREDの次なるカスタム要素としてようやく発売する事を決断しました。
何でもないオイルがこの添加化合油を少量添加するだけで高性能オイルに生まれ変わり、元々実績の高い高性能オイルであればその特性と相乗し更に性能を向上させる事が出来ます。ちなみにBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDに添加した場合は既に相当な割合で添加済みとなり、規定の添加割合をオーバーしてしまうので単なる無駄使いとなっていまいます。ご注意下さい。
絶対的な効果と自負から「ABSOLUTE」とネーミングし、添加剤らしくRUSH COATと同じアルミボトル容器入りにて発売となります。容量は90mlと非常に多くの回数を使用する事が出来ますので大変コストパフォーマンスの高い製品ですが、価格も税込¥4200と大手の高性能添加剤と変わらない価格に設定しました。
本日中にBORED STOREより先行予約を開始致します。デリバリーは11月4日より順次開始となりますので、シーズンオフとなるこれからの季節にはメンテナンスに重点をおける良いタイミングとなるでしょう。
以後も通常ラインナップの継続製品となりますが、初回のみ入荷数が制限されますのでお早目にBORED STOREよりご注文お待ちしています。



2014/10/16

連日非常に多忙な日が続いています。全ての業務を一人で同時進行している為にこのBLOGでお知らせする事項のタイムラインがずれる事もありますが、とりあえず今日はリアルタイムな情報です。
昨日お伝えしましたBORED VITALからリリース予定のバックパックに関しまして現在小物の製作を行っています。バックパック本体はRESISTANT生産につきハンドメイドなのはご承知と思いますが、一見してジップレスなこのバックパックも背面上部にはメイン気室へアクセス可能な止水ジップが一カ所のみ配置されています。そのジップ引き手は雑な操作性も視野に入れ、既存の引き手ではなくガイドラインを装着するつもりです。そのガイドラインは一般的に使用され定評のあるダイニーマ製か若干マニアックなケブラー製のガイドラインとなる予定です。いずれにしてもラインの直径が2mm以下と細い為に、ビーズやコードストッパーを通して尻を結ぶのが通常ですが、今回はあえて外径6mmで内径4mmのカーボンパイプを使用するつもりです。通常このサイズのカーボンパイプは繊維方向が一方向の見た目地味なUDカーボンが主流となりますが、今回使用する物はあえて特注生産した画像の様なクロス平目3Kカーボンパイプを使用しています。
4mmのマンドレルに1mm厚になる様カーボンシートを巻いて炉で焼き入れした正真正銘のドライカーボンです。
それをBOREDにて30mmに切断し端面を旋盤にて面取り加工しています。この地味な作業が終わると今度はレーザーマーキング業者へ引き渡しロゴのマーキングが行われます。
カーボンへのレーザーマーキングは表面の樹脂部がマーキングされるだけで色がつきません。ただ、触ると分かる文字に沿ったヘコミにて確認出来るレベルです。このマーキング自体が滑り止めとしての効果となりそうなので、あえてシルクプリントではなくマーキングとしました。
今回のバックパックは通常どうでも良く思われる部分にも拘ってみました。とりあえずこのバックパックに関しては最終サンプルをお見せするまでの間は小出しで詳細をお知らせして行きたいと思っていますので日々チェックをお願いします。

2014/10/15

BOREDでは毎回別注製品を生産するに当り相当な時間と手間を要しています。
その行程としてまずは用途や仕様を想定した大まかなデザインを行います。基本的にデザインは平面上で行いますが、当然ながら頭の中で立体的な物としての動きを想像しながらデザインをしています。この時点から業者との打ち合わせを開始しデザインを考慮した上で素材の選択を行いますが、これは実際に素材を取り寄せてから質感や色身なども含めたスペック的な内容を様々な視点から確認します。そこから更に打ち合わせや検討を行いようやく適した素材を使用する前提でサンプル製作の下準備が整います。
そのサンプル製作は上記デザインを元にして製作しますが、その過程でも多数変更箇所が出て来ます。その度に大元のイメージと異なっていないか、イメージと違う場合は再度検討し変更する場合もあれば他の方法を見出し採用する事で継続出来る場合もあります。
ここまでの段階で相当の時間を費やしていますが、ここまで来てもまだ製品化するには不足している情報や見落としていた問題などが多々あります。これは実際にサンプルを製作する行程で現れる場合が多いので、解決策としてはとにかくサンプルを製作してみるしかないのですが、これを業者で製作する場合には当然金額が発生します。なので資金潤沢な大企業でも無い限りは極力このサンプル製作を行うまでに時間と手間を費やす事になりますが、そこで重要となって来るのが依頼した業者のスキルやノウハウです。
そしていよいよサンプル製作に移る事が出来ますが、サンプル製作においては冒頭で書いたイメージどおりに仕上がっているか、外観や寸法などが図面どおりに仕上がっているか、そして実用し強度や感触などに問題がないか、更に加えるべき変更点がないか等を検討して行きます。
ここまで来ても上記サンプルをそのまま製品化する事はまず有り得ません。そこから更に調整や修正を繰り返しようやく製品とほぼ同一の最終サンプルを製作するに至ります。
現在RESISTANTへ生産依頼を行っているBORED VITALよりリリース予定のバックパックですが、上記をリアルに実行した非常に時間と手間のかかった製品となります。近日中に最終サンプルとしての実物をお見せ出来ると思いますが、大手メーカーの比較的高級な部類に入るバックパックと比較し素材は当然ながら性能や機能においても全く引けを取らない製品と自負しています。
MYSTERYRANCHMISSIONWORKSHOPなどなど、世間には独自の世界観を表現した比較的高価なバックパックも多々存在していますが、BORED VITALがターゲットとしている物はあくまでもアウトドア、バイシクル、ミリタリー、ワーク、フィッシングなどの影響を受けて来た自らのシーンを融合させた形となり、あらゆるファブリックの適材適所な選択とハンドメイドに拘る頑強な縫製や丁寧な仕上げをベースとして極力シンプルながら機能的に仕上げた製品を目指しています。生地の縫製方法や各種材料の配置など何度もトライ&エラーを繰り返し数ミリ単位で決定したアッセンブルは全てにおいて理由が存在しています。
上記を加味するとバックパックとしてのベンチマークは登山用のハイエンドテクニカルバックパックが妥当となり、形状や素材の選択はそれらを参考にしながらも安易なサンプリングでは無い完全なオリジナリティを追求しました。
初お披露目となる画像のファブリックは今回採用しましたUL系素材のX-PACです。他社メーカーでも既に採用実績の多い安定したUL素材ですが、BOREDとRESISTANTに共通するタフさを重視し、ただ軽量なだけではなく上記他社メーカーで採用されている一般的なX-PACよりも厚みを持たせ更にリップストップ加工が施された非常にレアな素材を採用しました。X-PAC特有のダイアモンド型クロスにグリッド状のリップストップが組み合わさっているのが確認出来ると思います。現時点でこれと同一の素材を使用したバックパックは存在していないと思います。
これら以外にも最強の引裂摩耗強度を誇るバリスティックナイロンや超軽量な防水素材のスピンネイカーなどを適材適所に組み合わせ、UL系素材をメインに採用しながらもMILSPEC系素材も上手く組み合わせ非常にタフなバックパックへ仕上がっています。
生産ロットの都合や材料調達の影響が安易に価格へ反映される事の無い様、極力効率の良い仕入れを行い上記メーカーよりもコストパフォーマンスに優れた製品とする為に検討していますが、純粋に製品だけを見た場合の判断でも価格以上の製品に仕上がると自負しています。
さて、今回のバックパックを発売するに当り製品を直に見て触っていただける様、BOREDとしては初となる展示会を企画しています。BORED VITALからはバックパック、ダマスカスナイフ、オリジナルサーマルロングスリーブを。BORED METHODからは別企画として進行中のオイルラインナップや他社の別注オイルを。そして過去従来のBOREDとして金属加工スキルをベースとした他のアイテムもご覧いただけるでしょう。
この展示会では事実上先行受注会も兼ねて個人のお客様は当然ながら現ディラーや他のバイヤーの方々などどなたでも参加いただける形態となります。
詳細は追ってお伝え致しますが大まかに11月中の週末開催を予定していますので、興味ある方は是非足を運んでいただければと思います。

2014/10/13

BOREDのDEALERでもあり、非常にご近所でもあり、環七自転車連合の倉庫役でもあるBLUE LUG。ちょうど先週の台風18号が来るとか来ないとかってタイミングだったので、その数日後に約束をしてBOREDまで来ていただきました上馬店のチューヤンと幡ヶ谷店のカネコ。
上馬店へ足を運んだ事のある方ならご存知でしょうが「チューヤンノート」なる中学生の自由研究を思い起こすノートがあります。今回はこの取材を受けさせていただきまして。
「モノづくり」と題したテーマにつき初回はREW10WORKS、そして今回はBOREDと言う事で当然ながらオイル関係を語らせていただきました。
作り手のBOREDと売り手のBLUE LUGとではお客様への伝え方が異なります。どうしても作り手としてはマニュアル的な内容となってしまいますが、売り手としてのアピールポイントやセールスポイントも知っておくべきで、今回はBLUE LUGからの申し出がドンピシャなタイミングとなった訳です。
まぁ相変わらずおしゃべり好きな自分はテーマと関係の無い所から始まり、最終的に何を伝えたいのか分からなくなってしまうと言う事が続きましたが、BOREDのオリジナルオイルを一言で表した場合、他社と違う内容や用途などを語らせていただきました。
これをBOREDがおいしい所だけを抜粋して校正するのでは無く、売り手としてのチューヤンが解釈し思った事をノートに綴る。ヤラセもエディットも無い素直な意見や感想を見る事が出来ると思います。
そして勢いで打診した某プロジェクトも始まる予感。これからはBLUE LUGとBOREDを常にチェックしていて下さい。



非常に地味なんですが、先日完成しましたDAMASCUS SHEATH KNIFE 220105 LTDのブレード表面にマーキングされる画像データです。
既存バージョンの220105には3行でBORED VITAL JAPLANDとマーキングされていますが、今回のサークルロゴはLTDらしく新たなデザインと言う事で。
ハンドルエンドに設けたダマスカスパイプ製ホールと同じ直径の12mmでマーキングされます。
今までもそうですがマーキング関係にはBOREDオフィシャルロゴを使用していません。何となく工業的なでデフォルトのフォントを使用したナンバリングの様に無骨なイメージで仕上げたいと思っているからです。
現在他に在庫となっている既存バージョンの220105へのマーキングは既存どおり3行タイプとなりますのでご理解いただければと。
そんな訳で非常に多くのアクセスをいただいていますBORED VITALのDAMASCUS SHEATH KNIFE達。BORED STOREより引き続きご注文お待ちしています。

2014/10/12

このところ連日メールにて同様のお問い合わせをいただいています。
いずれも出荷に関する内容と連絡に関する内容となりますので再度こちらでお伝えいたします。
まずはBORED STOREからのご注文におきまして、在庫品以外は必ず商品欄に出荷及び発売に関する予定時期を記載しています。
この連日お問い合わせいただきました内容も「まだ届かない」と言う意向となりますが、それらはいずれも10月中旬〜下旬頃のデリバリー予定にて表記している物となります。
また、例えば生産数量に限りがある場合は「数量限定」の表記、受注後の決済確認で受注確定となる場合は「完全受注」と表記もしております。
お振込にてご注文いただきました場合は受注後の自動送信メール以外にもBOREDから個別に「※通販受注のお知らせ:BORED STORE」と表記したタイトルでメールをお送りしており、そのメール内にも上記内容を記載しています。
更に通販を行う上で義務となるBORED STOREのページ最下部にあります「特定商取引法に基づく表記」内でも上記内容を記述しています。
BORED STOREよりご注文の場合は、お手数ですが上記を再度ご確認いただきご注文いただければと思います。
次にお問い合わせに対する連絡や返信につきまして、こちらも上記同様に特定商取引法に基づく表記」内でも表記していますが、基本的にBOREDはお電話での対応は行っていません。お手数ですがメールにてご連絡をいただく形態となっており、そのメールにおきましても基本的に営業時間中のみの対応となり、営業時間外及び定休日中は返信を行っておりませんのでご了承いただければと思います。
お問い合わせの内容から緊急を要すると判断した場合は、営業時間外及び定休日中にメールを送信する場合もありますが、その際はメールの冒頭にその旨を記載しておりますので併せてご了承いただければと思います。
上記以外にも提携業者からの入荷遅れや宅急便事情などが原因でデリバリー時期などが遅れる場合もありますので、明確な日時表記ではなく予定日としての表記となりますのでご理解下さい
また、出荷数が多い場合には数日に渡り出荷となる場合もあり、極力注意していますが誤発送または未確認となってしまう事もあります。その場合はお手数ですが上記の通りメールにてお問い合わせいただければと思います。
上記を再度ご確認いただきBORED STOREよりご注文いただければと思います。

2014/10/10

本日完成しました1本限定製作のリミテッドバージョン220105です。
既存バージョンとは異なる点としてまずはブレード部のシェイプを若干細身に造形し、ナイフの背に当る部分の面取りを大きくとってあります。そしてブレード全体を一度鏡面研磨した後に酸によるエッチングを行いダマスカス模様を浮き出させています。
ハンドル部は既存バージョンのデザインからシェイプを若干デフォルメする事でグリップし易くさせており、2mm厚のドライカーボン材は研磨し過ぎずにマットな質感としています。
各部のエッジも既存バージョンよりも多少大きなアールとしているのでシンプルな造形ながらもアクセントを与えています。
ハンドル後部には特注製作したダマスカス丸棒材を旋盤加工し、存在感を得る為に12mmの外径とホール内径6mmで貫通穴加工を施しています。
ご注文をいただいた後でブレード根元の表面にはLTDバージョンのサークルロゴをマーキングし、裏面にはお客様指定のテキストをマーキング致します。
既存バージョンよりも全体的に細身に仕上げながらも存在感をより重視した220105LTDです。BORED STOREより詳細をご確認の上ご注文お待ちしています。
今後リミテッドバージョンは不定期に製作する事もありますが、既存バージョンは基本的に受注生産にて製作となりますので在庫していない場合もあります。
何だか最近忙しさがピークに達していて忘れていた物事が多々。
営業時間外はナイフの製作、バックパックの検証、現在予定している企画の準備など。営業時間内には既存預かり自転車関係の作業を複数台平行して行い、BOREDの本筋オイル関係の打ち合わせなどに加え日常業務の出荷作業や更新確認事を。
完全なる言い訳です。
さて、何を忘れていたかと言うとBORED STOREの価格や在庫を再度確認し既にアップしていました。
まずは先日もお伝えしましたBORED METHODのFORWARD、DISTANCE、PHASEの3種オイルを一律¥1800から¥1000へ値下げしました。このセール価格は在庫限りとなります。同じオイル繋がりで先日完売生産完了となりましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDが何故か数本出て来ました。
そして同じく完売していたA4 STICKER SEATのBLACK/WHITEも何故か数枚出て来ました。これらは恐らく客注確保のミスカウントだと思われます。
更にチューンドのシールドセラミックベアリングがほとんど需要ないと言う現実を知り、在庫の6902のみ1セットを50%オフの半額にて在庫処分しています。PUALユーザーはいかがでしょ?
引き続き今月20日まで税込¥10800以上お買い上げの場合送料無料サービスを継続しています。先行予約商品や受注生産商品も対象となりますので是非ご利用下さい。
そんなところだった様な。まだ忘れている事がありそうですが、取り急ぎ思い出し次第アップして行きます。
BORED VITALから予約受付中となります各種アパレルも残り枠が僅少の物やサイズまたはカラーにより完売の物も出て来ています。こちらも併せてBORED STOREよりご確認下さい。

最近は連日営業時間外にナイフの製作を行っています。
先日お伝えしました220105のリミテッドバージョンがようやく形となってきました。
画像の時点まで仕上がりましたが未だ最終的な外形は整えていません。既存バージョンよりも各部のエッジを少し立て、人差指と中指に当たる部分をデフォルメしています。
ブレードの上部も面取りを大きく取り、ブレード全体を鏡面研磨してからエッチングを行っているので既存バージョンでは表れていないブレード上部にもしっかりとダマスカス模様が浮き出ています。
そしてグリップエンド部には外形12mmの特注ダマスカスパイプを取り付けています。画像では分かりにくいのですが、地味ながらちゃんとダマスカス特有の模様が浮き出ています。穴径は6mmとしているので市販のパラコードなども取り付け可能です。
相変わらず不釣合いと思われる素材を使用してソリッドなイメージで製作していますが、BOREDが自転車作業で培って来た技術や素材を使用したBOREDらしさを表現しているつもりです。
この後でハンドル部の外形を更に追い込み、カーボン部の面取り作業を済ませた後でダマスカス部をブルーイングします。そしてハンドル部はカーボンにサンドイッチされた部分をブルーイングした後にカーボン塗装で仕上げます。
ブレード表面のレーザーマーキングもリミテッドバージョン用に別途デザインを使用し、裏面はお客様のお名前や屋号などご希望のテキストをマーキング致します。
最近のお買い上げではお祝い用にプレゼントしたいと言う方もおり、その様なマーキングとさせていただきました。
現時点で既にご注文いただきましたお客様分2本を本日出荷し、残り2本のお客様分がマーキング中となっていますので、大変遅くなりましたが今暫くお待ち下さい。
さて、このリミテッドバージョンは価格¥58000にて販売します。近日中にはBORED STOREへアップ出来る見込みとなりますので、在庫の既存バージョン同様ご検討下さい。

2014/10/09

馬鹿なので難しい話しは理解出来ませんが、結局自分には景気が良くなったと感じる事が無く、季節毎に発売される宝くじに夢などを見ている訳です。
さて、景気の善し悪しを阿部ちゃんのせいにしても仕方ないので、仮にも一起業家または一事業主として思う事、それは継続するか変化するかの二択しかないと。いずれにも該当しない中途半端な状態では良くない、これだけは言い切れると思っています。
昨今、自転車業界の景気と言えばズバリ非常に悪いですね。今まさにシーンの中で夢中になっている人達には感じる事が出来ないでしょうが、離れて見ると凄く分かり易いと思います。
原因は様々ですが、第一に決定的なトレンドが存在していない。第二にジャンルが増え過ぎ広く浅くな現象となっている。第三にメーカーもブランドも増え過ぎて供給過多になっている。この三つが原因ではないかと思っています。
そんな中でも常にアンテナを張り巡らせトレンドを作り出す力のある所、またはひたすらにオンリーワンを継続している所だけが勝ち残れるのではないでしょうか。
BOREDで当てはめるとMETHOD部門は後者に該当すると思っています。今年で11年、ひたすらにオリジナルオイルとチューンドベアリングをメインに製作し、チューニング作業のみは継続している。
そのチューニングに関してはオンリーワンだと自負しています。グリスをオイルに変えただけでは単なる「油脂交換」です。BOREDの場合は分解洗浄は当然ながら研磨や切削も行い量産品であるパーツ自体の精度や公差を最適化させる事で量産品をセミカスタム品へ生まれ変わらせます。これが本当の意味でのチューニングだと思っています。そして重要な部分としてオリジナルでオイルを製作しそれを常に使用している事。
BOREDオイルのルーツは正にこのチューニング用オイルとして納得行く品質を求めた事により誕生しました。なので非常にマニアックながらキチンと説明出来る成分や素材を常にお伝え出来る訳です。
画像のホイールも本日チューニングが完了したところですが、納品した時にお客さんの反応を見るのが毎回楽しみで仕方ありません。
これで数ヶ月経つと効果が落ちてしまうのでは意味がなく、キチンと管理していれば1年以上ノーメンテナンスで使用出来る内容なのもBOREDチューニングの特徴だと思っています。
もちろん競輪選手向けの決戦仕様やロードチーム向けの上り下りに合わせたチューニングからストリートBMXやダウンヒルMTBにも対応出来るチューニングは別メニューで行っていますが、一般的なチューニングとしては効果は絶大だと思います。
さて、そのBOREDオイルですが、前回の記事でもお伝えしました通り材料の一部において入荷の見通しが経たなくなりました。これは正式に本日判明した事となりますので取り急ぎULTIMATE及びVERSATILEのご注文はBORED DEALER各店にてお求めいただければと思います。
そしてBOREDチューンのご依頼はBOREDまでメールinfo.bored@gmail.comまでお問い合わせ下さい。

2014/10/08

BORED METHODより発売中のスケート、リール、ホビー用オイルの3ラインナップですが、今年中に製品ラインナップ変更を行います。
それに伴い本日よりBORED STOREにて各種¥1000のセール価格で販売致します。在庫限りとなりますのでお早目にBORED STOREをチェックしてみて下さい。
また、先日より長期欠品中となりますBORED METHODの通常ラインナップオイルのULTIMATEとVERSATILEですが、こちらも以降の見通しが不安定となっております。
現在提携業者と相談している最中ですが、近い将来には安定供給出来る材料を確保した上で新たなラインナップに変更せざるを得ない状況となりそうです。
BORED STOREでも欠品状態となりますので引き続きBORED DEALERにてお買い求めいただければと思います。
あ、ついでと言ってはなんですがBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDのキャンセル分が3本追加になりました。

先日在庫分として製作しました200085が即完売となりましたので、同時に製作していました220105を在庫分として仕上げました。
今回から200085も220105も材料の一部見直しを行った結果、価格も若干ながら安価となりましたが、やはり手間と行程から考えるとこの価格が限界となります。
BORED元来の自転車リペアやカスタムで培った金属加工や工作機械を応用した製品ですが、決してナイフビルダーとしての自覚ではなく、あくまでもナイフを日常使用するヘビーユーザーの視点で製作しています。恐らくナイフビルダーであればこのナイフは倍近い金額を設定するでしょう。
ダマスカス鋼材は仕入れた時点ではほぼ特有の模様を確認する事が出来ません。それを簡易的に酸化させる事でおおよその見当を付けてから切り出し作業を行います。その為になるべく模様が激しく浮き出て来る部分を選択しているのですが、当然ながら個々に表情が異なり個体差が生じる為、雛形としている型紙から臨機応変に現物の形状を多少変更する事があります。厳密に言えば毎回数ミリ以内で異なります。
それが量産品ではないフルハンドメイドの証でもあるのですが、個人的には極力型紙に沿った形状に仕上げたい気持ちがあり、何故か型紙と同一でない事を申し訳なく思ってしまい価格に反映させています。別に気にする事もないのですが性格なんでしょう、何故だか申し訳なく感じてしまうのです。
逆を言えば型紙どおりに仕上げた上で、模様がキチンと表れていれば価格を上げる事になります。でもそれは現実では難しい状況です。
有名ナイフビルダーにおいても全てが寸分違わず同一でなないのですが、製作者の許容範囲はそれぞれ異なりますので。
と言う事で只今220105は在庫となっていますので、マーキングを含め最短納品が可能となります。
また、同じ220105のリミテッドバージョンとして少し形状を変化させ、作業行程を増やした物も日常作業の合間で製作しています。こちらは近日BORED STOREへアップ出来ると思いますので形状の異なる一点物なリミテッドバージョンも是非ご検討下さい。

2014/10/07

BORED VITALオリジナル企画として生地から縫製まで全てを指定して生産していますTHERMAL LSTですが、早くも今季生産分の残りが少なくなって来ました。
基本的にはインナーとしての用途がメインとなる為、ジャストでの着用を想定した多少タイト目なサイジングとなります。
そして今回は生地を何度も見直し、定番素材である100%コットンながら市販では見かける事もないヘビーオンスのサーマルワッフル生地を採用しました。
アウトドアやスポーツメーカーが販売している機能性インナーは汗を素早く乾燥させる事を最大の目的とし、次にスポーツ時の不意な動きを含めた快適性を唱っています。
某大手アパレルメーカーがこの時期になるとやたらと宣伝している機能性インナーは確かに安価でサイズのバリエーションも豊富なのですが、実は素材に欠点があると感じています。と言うかアクティブに動く用途には向いていません。
この手の素材としては少なからずポリエステルとコットンとの混合が定番ですが、上記大手の物はレーヨンが混合されています。レーヨンはその肌触りや滑り性から裏地などに多く使用されていますが、実は吸湿効果が高い素材として知られています。比較的湿度や水分を保持し易くしてしまう事により汗を素早く乾燥する事が難しく、商品名どおり日常的な動きに対する保温効果は得られるのですがその分乾燥に関する部分は目送られるでしょう。
また、ある程度徒歩に近い動きや日常生活の延長程度な動きに限定するのであればむしろ機能性インナーの立体裁断が逆に普段と異なる着心地を損なってしまう場合もあり、BOREDの場合は一般的に着慣れているTシャツ等と同じ裁断としています。
動き易さと言う意味ではラグラン裁断も検討していたのですが、サーマル単体で着ている場合はやはりワーク感丸出しのTシャツ裁断の方が断然カッコいいと言う事で却下しました。
BOREDのVITAL部門としてのコンセプトはアウトドア、ワーク、ミリタリー、フィッシングなどの要素を上手く取り入れて、既存の「ガチ」なイメージから少しハズしたラインを狙っています。特にソフト素材であるアパレルやバッグ類はその辺りを相当意識しているので、上から下まで「ガチ」で揃えるスタイルには向いていないでしょう。
登山や釣り帰りにそのまま街中へ遊びに行けるスタイリング。一言で表すとそんなイメージです。
今季の残り枠が僅かとなりましたTHERMAL LSTはBORED STOREよりご注文お待ちしています。
以前もお伝えしました通り、現在BORED VITALにてバックパックを製作しています。
現状はバッグに使用する数種類の素材が決定し、主に海外へ手配したそれら素材が到着したところです。
現在は製作を依頼しているRESISTANTにてサンプル製作中となり、今月中旬以降にはそのサンプルを実際に使用してテストを行う予定となっています。
今回のバックパックはBOREDがRESISTANTへ製作依頼したフルオーダーのオリジナル企画製品となります。RESISTANTのラインナップとは異なるイメージのバックパックとなりますが、ノウハウやアイデアは相変わらずRESISTANTのKMSN氏に協力を得て打ち合わせを重ねていますのでご安心下さい。
何度となく振り出しに戻った素材選びから形状や仕様の変更などをひたすらに繰り返し、既に企画してから1年ほど経過しています。妥協せず使用したい素材を選択した結果、高価な部類に入るバックパックとなりますが、素材や仕様など全て納得した上での価格設定につきご理解いただければと思います。
既に多くのお問い合わせをいただいていますが、大半は価格に関する件や素材に関する件となります。
大まかではありますが、価格に関しましてはRESISTANTの最高峰最高級バッグULTIMATEよりは多少安価になる金額設定です。そして素材に関しバックパックに使用される実績としてはマニアックな部類となりますが、UL系(ウルトラライト)素材を使用しています。UL系素材としては既に多く使用されている実績があり他社製品でも強度や性能は実証済みですが、今回はそれよりも更にタフな仕様となりますのでUL素材ながら実用上の素材強度は完全に問題ありません。
年内には発売出来る見込みとなりますが、前回製作したLTD TASKY同様に都度入荷ロットは非常に少ない単位となります。これを不定期に継続する予定となっていますので基本的には完全予約製品となります。
最終サンプルが出来上がった時点でBORED STOREより予約を開始し、決済確認をもって正式な受注確定とさせていただく予定ですが、最終サンプルから若干の仕様変更などが生じる場合もありますので、その際はご了承いただいた上での受注とさせていただきます。
ちなみに画像は背面などに使用予定のメッシュパッドですのでメイン素材ではありません。

2014/10/06

本日10月6日は台風の直撃により臨時休業致します。
とお伝えしながらも本日の出荷業務とメールチェックの為に出勤したところ、どうやら窓枠の辺りから作業場内に水が入り込んでしまい、結局その後処理作業に追われています。
取り急ぎ本日出荷出来る物は全て出荷が完了しましたが、この後は上記事務所内の清掃を行いますのでその他作業を行う事が出来ません。
明日以降順次対応させていただきますので何卒ご了承下さい。

2014/10/03

明日の定休日は久しぶりにBOREDサポートのMORIと二人きりでの釣行。
今年は数えてみるとも5〜6回しか釣りに行けていません。しかも愛息も参加する事が多かったので一日中終止釣りに没頭する事が出来ず、そう言った意味では本当に明日は久しぶりの釣三昧となりそうです。風さえ吹かなければ。しかも台風が来る直前&秋の荒食いシーズンとなれば明日はチャンス過ぎる。
このところは連日残業も続いていたので良いリフレッシュも兼ねて行ってきたいと思います。
画像のLTD TASKYも久しぶりの登場ですが、同様にBOREDオリジナルロッドF7も久しぶりです。自分で製作した自己満足用なので調子の良いロッドなのは当たり前ですが本当に良いロッドです。
このF7以前にメインで使用していたEVERGREENのAMAZONFLIP改造版も良かったのですが、重さと切れの悪さだけがネックでした。スパイラルガイドをあえてストレートガイドに配置し直し、ガイド数も今時の数に増やしてみましたがなんともモッサリしている。フリッピングには良かったんですがキャストするとモタつく。取り回しも大袈裟になっていたので長さとは関係なく素材が重要なんだと再認識出来たロッドでした。
またMEGABASSのOROCHI X4やRACING CONDITIONも良いロッドでしたが、あれはもうコンテスト用にしました。感度は異常に良くとにかく軽量なのですが、カヤックでのヘビーカバーには向いていない。
さて、このF7は全長7ftのエクストラヘビーでレギュラーテーパー、メインは35tカーボンでベリー部は3KカーボンをX字に編み込み、更にバット部はハイモジュラスカーボンで締め上げています。セパレートハンドル部はマタギのパーツを更にBOREDで切削し、グリップも旋盤で削り出しました。セパレート部のロッドはジャストエースのニッケルメッシュ入りを使用しています。非常に高感度ながらメチャクチャ強力で粘るロッドに仕上げましたが、その目的は単純にフロッグとジグ、極端に上か下だけ専用とする為で菱藻や倒木などのヘビーカバーからバスを無理矢理ブチ抜く仕様です。どれ位強いかと言うと地上に生えた竹に絡んでしまったルアーをそのまま20m程の距離からロッドで引き寄せるとフックが伸びるのではなく何と竹ごと抜けて来ますw または枯れた立ち木の枝部に絡んだ場合も勢い良く引くと太腿程の枝ごと折れて回収出来ますw なので日常釣りをしていてもルアーの回収率が高く、カヤックの上で回収作業を行うとカヤックごと引き寄せてしまわれ一瞬焦るほどです。
そんな極端なロッドですがBORED VITALのDAMASCUS SHEATH KNIFE同様に、受注生産または超少量生産でいずれ製作してみようかと思っています。最低限身内は買ってくれるでしょうし。
そうなると既製のブランクではなくブランク自体もオリジナル製作したいのでまだまだ時間はかかると思いますが、ケブラーやチタンなども上手く使って実用上最強のロッドが出来たらと考えています。あくまでも希望的観測ですので期待しないで下さいね。
そんな訳で明日はinstagramに良い魚を多数アップ出来る事を祈り帰宅します。
先日より継続製作を開始しましたBORED VITALのDAMASCUS SHEATH KNIFE。在庫分で製作していた200085はお陰様で完売となりましたので、また通常どおり受注生産体制となります。
画像は在庫分として現在製作中の220105になります。この220105より以降はハンドル材のドライカーボンが2mm厚へ変更となりましたが正直余り見栄えも変わりません。
2液のエポキシ接着剤を使用してしっかりと圧をかけてバイス上で接着させています。硬化するまでに何度か接着ポイントを変えるので、部分的にシャコ万力なども併用しますが、最終的にはハンドル部分全体をカバーする口金に変更して一気に圧をかけます。
この状態で12時間硬化乾燥させてから一回り大きめに切り出したカーボンハンドルを造形して行きます。
やはりフルハンドメイドは手間も労力もかかりますが、量産品とは異なる意味がそこには在り、一つ一つ思いや苦労を経て製作する為に完成した製品に対する意味も特別な物となります。
画像の220105は在庫予定となりますので数日後には完成となります。在庫分につき比較的短納期で納品可能となりますので、ご注文はBORED STOREよりお待ちしています。



2014/10/02

本日入荷しましたBORED×REDKAP WORK SHIRTS SHIRTSとTHERMAL LSTの組み合わせをまた切なくも自撮してみました。
WORK SHIRTSとTHERMAL LSTは共にMサイズを着用していますが自分の体型だとWORK SHIRTSはLサイズでも良いかもしれません。インナーにトレーナーやパーカーなどのスウェット系を着る場合はLサイズがお勧めですが、真夏なら間違いなくMサイズとタンクトップの組み合わせがベストでしょう。
そしてインナーに着用しているTHERMAL LSTですが、先日届いた最終サンプルを洗濯してみました。素材や生地の種類から多少縮みが出るかと思いきやほとんど縮む事もなく袖丈も着丈も問題なくジャストフィットしています。
20回位洗濯を繰り返せば多少程良くクタって来そうですが、しっかりとした縫製や生地とヘビーオンスからなる製品だけに中々クタりそうもありません。
そんなBORED×REDKAP WORK SHIRTS SHIRTSは若干のキャンセル分やカウントミス分を追加して本日BORED STOREへアップしました。
そして現在予約受付中のTHERMAL LSTに関しましては今季生産分が予想を上回り早くも残り僅かとなっています。こちらはありがたい事に2枚買い3枚買いと好評いただいていますので、出来るだけお早目にご注文いただければと思います。
残り数の少なくなったサイズはなるべく来季生産分からも前倒しするつもりですが、具体的な納期が未定につきいずれにしてもご注文はお早目にお願い致します。


先月よりBORED STOREにて欠品が続いていますBORED METHODの定番オイルULTIMATEとVERSATILEですが、材料の一部において業者側での入荷が未定となっており現在生産がストップしています。
BOREDの通常ラインナップ中としては過去最高となる非常に高性能なオイルと自負していますが、材料の一部とは言え供給が損なわれてしまうと代替材料が効かないシビアな品質となります。オイル全体の設計を見直さない限りはこの材料がどうしても必要となりますので、とりあえず現状の報告とさせていただきました。
とは言えBORED製品取扱DEALERには在庫のあるショップも多くありますので、是非コチラからご確認の上BOREDオイルの在庫をお問い合わせしていただければと思います。
入荷が遅れていましたBORED METHODからリリースのBORED×REDKAP WORK SHIRTSがようやく到着しました。
お待たせしていましたお客様へはご迷惑おかけしましたが、本日検品を行い明日より順次出荷となりますので到着まで今少しお待ちいただければと思います。
個人的にワークシャツは1年中着て欲しい。夏は当然インナーにタンクトップとなりますが、今の季節はBORED VITALよりリリース予定のTHERMAL LSTをジャスト着で、これからの本格的な寒さにはBORED METHODよりリリース予定の2014 MFB PARKAを、労働者スタイル全開ながらブルーカーラーステイタスとしてボタンはキッチリ一番上までとめて下さいね。
さて、先日も書きましたが今年の夏は例年と比較し記録的な猛暑が続き、残暑も厳しくなるかと覚悟していたら今度は急激な気温低下や記録的な豪雨が続きました。以降は昼夜の気温差が激しい微妙な天気が続き、夏の終わりを感じる事なく一気に秋模様を迎えたと思っていた矢先、数日前までの汗ばむ様な晴天が続くと言う。いくら秋だと言え異常ですね。
BOREDの冬季向けアパレルも今年は上記の様な天候に左右され例年より早い時期から予約や受注を開始して来ましたが、お客様側でもこの天候変化を考慮すると今注文するべきかどうか迷われてしまうでしょう。
ただ、BOREDの在る東京ではこんな天候が続いていましたが、その他各地では昨日辺りから今後本格的な秋へ移行していく様です。
と言う事でBOREDのブルーカーラースタイルをこれからの季節も宜しくお願いします。
ご注文はBORED STOREよりお待ちしています。

2014/10/01

連日ナイフとアパレルのBORED BLOGとなっていますが、今はそんなタイミングなので仕方ない。
さて、最近の業務パターンは朝出勤してすぐに火花にまみれながらナイフ造形の為の切削と研削を行い、営業時間の10時になるといつものパターンでメールやオーダーのチェックを。そしてパソコン仕事が終わると既存預かりの自転車関係を引き続き作業し、その間も入金確認やメールをチェックしながら夕方になると注文品の発送業務。現在は定時が18時なので特に用事かなければ調べ事や業者へのメール作成等を済ませまたナイフ造形を行っています。
全く今年は変な天候続きだったので作業の段取りが大幅に狂ってしまいましたが、ここ最近は何故か暖かさが戻り天気が安定している。この隙にナイフのエッチングやブルーイングなど天候に左右される処理を行っておかないと、また台風やら雨天で作業がストップしてしまいます。それに既存預かりの自転車関係へのブルーイングなんかも同時に行えるので一石二鳥。ま、自転車関係は研磨など下地作りに地道な時間がかかるのですが。
そんな訳で今日は湿度が高いので自転車作業は定時で済ませ、残業して画像のナイフ製作を進めています。
こちらも在庫予定となります長い方の220105です。外形の造形作業は全て完了し研磨したブレードを仮ブルーイングしています。研磨の具合を確かめる意味での仮ブルーイングですが、今回の鋼材はやたらと発色が派手目です。
この後でハンドル材となるカーボンを切り出してナイフ本体と接着しますが、画像のハンドル部分に開いた無数の穴は接着剤が溜まる場所を設けている為です。鋼材の下地処理によって荒いヤスリ目だけで済ませる場合もありますが、今回は貫通しない程度の浅い穴を大量に開けて対応しています。ついでに大きめの穴はなんとなく軽量化の為に開けましたが余り貢献していないかもしれません。
ここまでの作業を全て手作業で行っています。業者に注文した鋼材が届くと知り合いに依頼してバンドソーでナイフの大まかな形状へ切り出してもらいます。バンドソー持ってないだけの話しなんですが。それから第一の難関、怒濤のサンダー作業が始まり3種類の砥石を付けたサンダーを3台使いこなしナイフの形状を作り出します。サンダーは4台持っているのでいちいち砥石を付け替えなくて済む様にしています。そしてフライスに載せてエンドミルとフライカッターでブレードの刃や背を削り出し、同時にナイフ全体の平面も削り出してしまいます。元々鍛造された鋼材なので綺麗な平面が出ていない為の下処理です。この段階で酸によるエッチングを行います。それから第二の難関、怒濤の鉄鋼ヤスリ&ペーパー研磨作業の開始です。上記作業でサンダーの多羽ディスクを使いある程度砥石目を消してありますが、今度はその多羽ディスク目を消して行きます。並行と垂直を同時に見ながら自然なアールになる用にパーパー治具を使い180番から研磨を開始して最終的に600番まで研磨します。それが終わるとボール盤で画像の様なハンドル部分の接着下地穴開け作業やヤスリ目作業を行います。ここまでの状態が画像の状態です。ここからが第三の難関、ドライカーボン板をチタン糸鋸で地道に手作業で切り出しますが、もう粉状になったカーボンが手に刺さって痒かったり痛かったり。肉眼では見えない大きさなので常に我慢しながらの作業。そんな思いで切り出したハンドル材のカーボン板を大まかにペーパー研磨で造形し、いよいよバイスの上で2液エポキシにて接着。完全硬化には12時間かかるので結果丸一日放置します。完全硬化を確認したハンドル部分にプラハンマーなどで衝撃を与え異音や剥がれがないか確認し、またペーパー研磨で外形を整えます。ここからは終わりが見えないほどに細かなアールなどを確認しながら自然な形状になる様仕上げて行きます。カーボンハンドルの面取りや各部の細かな修正研磨を行いながらようやくナイフとしての造形が完了。そしてブルーイングや刃付けの研ぎを経て完成となります。もちろんご注文後は業者へ引き渡しレーザーマーキングを行いますので、ここから1週間程のお時間がかかります。
改めて書いてみると非常に行程が多過ぎる。鋼材やドライカーボン材などの材料費以外にどれだけ手間がかかっているかお分かりいただけたと思いますが、やっぱり値段安過ぎたかもしれない。さて、BORED STOREよりご注文お待ちしています。