2015/08/14

画像は久しぶりにあの頃感満載なホイールですが、カーボンリムにカップ&コーンハブをブラックスポークで組んであります。
ちなみにこのホイールは日本最速メッセンジャーTRZの物です。
ハブはSUZUEのカーボンシェルですが、BOREDが業務内容変更後も唯一継続作業としているベアリングのチューニング作業として今でもカップ&コーンをはじめシールドベアリングも作業を行っています。
チューニングする事自体に意味が有るか無いかは人それぞれだと思います。
BOREDが以前から提唱しているチューニングとは、大量生産品であるメーカー出荷時の精度や公差を手作業で更に綿密に修正し、適正なベアリングとオイルを使用して摩擦抵抗を極限まで減らす事が目的です。なので安易に速くなりますとか軽くなりますとかだけを重視して提唱している訳ではありません。
この作業が元となり納得できる性能のオイルが市場には存在しないと言う事からBORED METHODのオイル各種が誕生したきっかけでもあります。
今回もカップ及びコーンの研磨、汎用ボールからG3グレードボールへの交換、ABSOLUTEとCOWPERとLIGHT DUTYを調合したオイルによる決戦使用一歩手前の仕上げとしています。
もちろんメッセンジャーであるTRZが日常業務で使用しても全く問題ないセッティングですが、ちょっと仕事用には勿体ない仕上げかもしれません。
固定ギアの場合は特に回転性能がダイレクトに伝わる足回りですが、足回りのベアリング各部をチューニングするだけで、確実に漕ぎ出しの軽さは感じてもらえると思います。
自転車におけるベアリングのチューニングは、ハブ、ボトムブラケット、ペダルなど全て対応可能となりますのでメールにてお問い合わせ下さい。
また、自身で潤滑油の交換を含めたメンテナンスを行う場合には、是非BORED METHODオイルをお試し下さい。グリスからオイルへ変更する事に不安があると言う人はまずTHICK HEAVYとLIGHT DUTYを適量2:1の比率で混ぜ合わせてご使用してみて下さい。
これで市販のグリスと同等の耐久性と寿命を確保しながらも油膜粘度の違いから明らかに回転抵抗が減った事を実感出来ると思います。
BORED METHODオイル各種のご注文はBORED STOREよりお待ちしています。