2015/09/30

以前からHUBやBBなど足回りの回転部分は全てBOREDチューンにてご依頼いただいています常連さんより、今回はPAULのROAD HUBとSRAMのGXP BBをご依頼いただきました。
今年の4月以降は既存のご依頼作業を除き新規でご依頼いただける唯一の作業としてベアリングのチューニングがあります。
BOREDの代名詞としてオリジナルオイルやチューンドベアリングと共にこの12年間継続して来た作業ですが、相変わらず有難い事に常連さんより日々ご依頼をいただいています。
ちなみにリールやスケートボードのチューニングは行っていませんのであしからず。
チューニングの条件としてある程度の精度を持った物でないと正確な作業を行う事が出来ません。それは製品の切削精度により公差や芯が適正でない場合において、いくらベアリングをチューニングしたところで組み込んだ時点で無駄となってしまう場合があるからです。
新品の場合でも安価な製品の場合は大概が生産ロット毎にかなりの公差ズレが生じています。なので中古をベースとして考えた場合は更に厳密な計測を行った上でないとチューニングの対象とはならない場合があります。
目安として新品は当然ながら、新品同等品の程度の物で錆や傷の少ない物であれば大概はチューニング可能となります。
BOREDの行うチューニングとは他店が唄っているチューニングとは異なります。完全にオリジナルの工程で作業され、そもそも自転車業界においてのベアリングチューンはBOREDが始めたと自負している点からも他店とは全く異なります。
他店のチューニングとはいわゆる単なるオイルアップに過ぎません。オイルチューンなんて言い方もある様ですが、脱脂洗浄後にグリスでなくオイルを使用して注油を行う作業と推測しています。
BOREDの場合は完全な脱脂洗浄後に各パーツの嵌め合い公差を研磨や切削にて追い込みます。その後ベアリングにおいては同じく完全な脱脂洗浄後にある一定の温度で乾燥させ、恒温装置を用いて特殊な皮膜をベアリングに生成します。そこからはじめて非売品のチューニング用に製作したオリジナルオイルを注油して仕上げています。
組み込みにおいても数種類のオイルやグリスを用いて上記の下処理が澄んだ各パーツを慎重に組み込みますので、組み上がりの動的精度は新品以上となり適正なアタリが出た状態となっています。
これらを全て含んだ意味でのBOREDチューンとなりますので、自転車に使用されているベアリング部においては全て対応可能です。
引き続きのご依頼はオフィシャルメールアドレスinfo.bored@gmail.comまでお問い合わせください。