2016/03/04

アウトドアでもフィッシングでもタウンユースでも最近のフェイバリットは今更ながらソフトシェルです。なんと言うかソフトシェルの絶妙な保温性と防風性に加え動きを妨げないストレッチ性は行動着として非常にレアな位置付けだと思っています。
ソフトシェルは一般的なハードシェルに使用されている様に防水透湿フィルムが使用されていない分、防水性については劣りますが生地には十分な撥水性があり、モデル毎に独自のシーム加工などが施されています。
長時間の大雨や豪雨でない通常レベルの雨であればまず濡れる事はありませんが、やはり通常レベルの雨であっても長時間使用していると生地の表面は若干撥水力が落ちてきます。
これを回避する為にBORED VITALのWRを事前にミストしておく事で、恐らく今まで使用して来た他のあらゆる合成繊維などと比べ驚く程の撥水効果となりました。
先日のハイクではソフトシェル素材のストレッチパンツを履いて行きましたが、裾に付着した大量の泥を落とす為に水を流しながらタワシで擦っても、一切水が染み込む事なく強力に撥水し続け泥だけを見事に全て落とす事が出来ました。
その場所はハイク帰りの人達が並んで水道を使う順番待ち状態でしたので動画や画像撮影など出来る空気ではありませんでしたが、すぐ後ろに並んでいた女性ハイカーからも「どこのパンツですか?」と聞かれた程です。
パンツはMILLETのハイク用なんですが、一応洗い終えた後でその女性ハイカーにもこの詳細を伝えたところ、なんとご紹介したDEALERにてお買い上げいただいたとのメールをいただきました。
一般的なコットン素材などへの使用も全く問題ありませんが、持続性に欠ける部分が生じて来ます。その理由はどうしても繊維自体がケバ立ってしまうからです。
GORE-TEXやeVENTなどに代表される防水透湿素材とは、2層から3層の生地から成り立っています。要するに防水透湿フィルムが生地の間に挟まれている為に、水が表面に染み込んだ場合でも、その防水透湿フィルムの所で水の侵入を完璧に防げると言う理屈ですが、デメリットとしては体から発生した湿度を完全に透湿させる事が出来ないので少なからず蒸れてしまうと言う事です。
BORED VITALのWRを含め一般的な撥水剤は、生地表面にミクロな樹脂を付着させ水を撥水させる事で防水や撥水を唄っていますが、デメリットは生地に付着した樹脂が生地の摩擦により生じるケバ立ちで取れてしまうと生地ごとホコリ化して無くなってしまうと言う点です。
その為にBOREDオフィシャルの推奨としては生地がケバ立ち難い合成繊維専用としています。
ただし、BORED VITALのWRにおいては樹脂の形状や品質、その樹脂を浸透させる為の溶剤成分が非常に優れている為に他社の撥水剤よりも付着性や浸透性が非常に高い事が特徴となり、それが高耐久と唄っている所以となります。
これから本格的な春を迎えるに当たりシェルの登場機会も増えて来ると思いますが、まだまだ朝晩は冷え込む為にレインウェアとしてのハードシェルに加え保温性に優れた行動着としてのソフトシェルをお勧めします。そしてその存在をより強化する意味でも是非BORED VITALのWRを併用いただければと思います。
お買い求めはBORED VITALお取り扱いDEALER各店またはBORED STOREよりお待ちしています。