2014/02/25

只今朝方4時過ぎ。今週末までの発売に向けて本日も残業してラベル貼り。
そのお陰で新オイルのULTIMATEとVERSATILE専用下処理剤RUSH COATに関しては出荷準備が整いました。
今週は定休日の水曜日も出勤して出荷準備を行なう事になりそうです。
さて、このRUSH COATの使用方法について既にお問い合わせをいただいています。詳しくはWEBSTOREの製品詳細欄に記載していますが、ここで具体的な使用方法について触れておきます。
まずこのRUSH COATは超遅乾性の超低粘度オイルと認識してもらえれば分かり易いと思います。正式な成分としては溶剤となるのですが、それにパラフィンを含ませた特殊な潤滑効果を持つ溶剤となり、更にBOREDオリジナルの特殊添加剤などを配合しています。
なので当然いわゆる灯油やガソリン的な匂いがします。
肝心な使用方法ですが例えばチェーンを例に取ると、使用して適度に汚れている場合は丈夫なビニール袋やタッパー容器などにチェーンが浸される程度RUSH COATを注ぎます。そのまま30分ほど放置してから取り出し、軽くウエスで拭いた後で同じく30分ほど自然乾燥させればそれだけでOKです。溶剤成分がリンクやピンの隙間に入った汚れを浮かせ分解し、放置して半乾きの状態では特殊添加剤成分だけが極薄く残り隅々まで保護潤滑皮膜を生成しています。
ただし、この場合の皮膜は非常に薄い皮膜となるので物理的アタックに対しては耐久性がありません。当日限りの決戦的走行であればそれでも十分維持出来ますが、基本的にはスプロケットやギアの歯に一滴づつULTIMATEまたはVERSATILEを塗布し、更にチェーン全体へも塗布すれば耐久性も油膜寿命もかなり向上し本来の効果を発揮します。
つまり今まではクリーニングしてから注油していた手間が、安易に省ける画期的な専用下処理剤と言う事です。
そして超低粘度につき物理的に隙間へ浸透しますので、固着した物を取り外す際に浸け置きしておくか注油する事で無理なく取り外す事も可能でしょう。
ただし頑固な汚れや広範囲な錆の場合は、予めクリーニングを行なう必要があります。これはどのメンテナンスにも当てはまる事ですが。
最後に注意すべき点は引火性と言う事です。バーナーやヒートガンなどで強制乾燥させる場合は十分注意した上で自己責任にて作業を行なって下さい。
恐らく数日中には新しいWEBSTOREへアップ出来ると思いますのでゼヒお試し下さい。