2014/05/21

正直言うと楽勝だと思っていました。材料原価なんて安い物だしこの大きさだからフレームのブルーイングとは違って手間もかからないだろうと。
大違いでした。そんなに甘くない。むしろ大変。
さて、何の事かと言うと先日このBLOGにもアップしました昨年末で最後の処理を終了しましたBOREDオリジナルのブルーイング。これを真鍮材料に施しタグとしてアクセサリー的要素で発売しようかと考えています。
そして先日より他の作業の合間をみて作業を行っていますが、まぁ最初から大変でした。
まずはプレスで打ち抜かれた真鍮材料を整えます。プレス抜きなので若干表裏が出てしまい、これを直す為にまずはバリ取りの研摩と再度板で挟みプレスし熱を加えて歪み取り。その状態が画像下に3つ並んでいる左の状態。
そこから800番で研摩を始め1500番辺りで終え、次は研磨剤を数種類使って鏡面の一歩手前までバフ研摩。それが画像の真ん中の状態。
そして脱脂洗浄後にいよいよブルーイング。まさかのこれが一番簡単。オリジナルのブルーイング液にドブ浸けしてすぐに取り出し、同じくブルーイング液を染み込ませたウエスで擦り込んで行く。これが画像の右の状態。
本来ならブルーイング作業が一番大変なんですが、今回は大きさが大きさだけにビニール袋などでドブ浸け出来るのが良かった。それよりも板厚0.5mmのプレートを研摩する方が何倍も大変だったと言う想定外な作業。
結果的に素材である真鍮板材料費よりも各研摩剤や手間工賃の方が明らかに高くつく。一時間で3〜4枚の生産効率。
そしてこれからレーザーマーキングを行なう訳です。
価格設定に悩むところですが、数量限定として上記を計算しながら今夜辺りにでもとりあえずイメージ画像としてBORED STOREへアップしてみます。¥3000位欲しいけど材料で考えると無理だろうなぁ、でもブルーイングしてるし研摩してるし。悩みます。