2014/10/17

以前にも軽く触れましたが、ようやく発売する決断と準備が整いましたBORED初となるオリジナル添加化合油を11月4日より発売します。
最近はナイフやアパレルなどの告知が多かったのですが、ちゃんと本筋製品も密かに煮詰めているのでご安心を。
さて、過去及び既存のBOREDオイルやグリスにも使用して来たオリジナル添加剤を一般ユーザー向けに再度調整し、ある用途に特化した性能向けでは無く、誰もが使い易くする為の添加化合油としました。
使用方法としては市販のあらゆるオイルやグリスに添加が可能となり、およそ5%〜10%の割合で添加していただければ飛躍的にそのオイルやグリスの性能をアップさせる事が出来ます。
では何の性能かと言うと、BOREDがオイルに関し常に提唱している油膜性と極圧性の2つがあり、その油膜性はベースオイルの性能に依存する割合が多いのですが、一方の極圧性に関しては添加剤の性能や種類に左右されます。
今回の添加化合物はその極圧性を長期に渡り維持する事が可能で、尚且つ金属の摩擦摺動部に特殊皮膜を生成して潤滑を援護するメタルトリートメント効果があります。
面白い特徴として全く摩擦や荷重のかからない部分に注油しても意味がなく、摩擦や荷重がかかればその負荷に対して初めて反応し特殊皮膜を生成し始める点です。しかもその負荷が高ければそれに応じた皮膜強度となり、逆に負荷が低ければそれに応じた皮膜強度となります。
この技術は過去の製品であるMPLとRTLから採用し、都度新製品に添加する毎にマイナーチェンジを繰り返して来ました。
なので例えば自転車のチェーンオイルに添加すれば比較的高負荷に耐える強靭な皮膜となり、釣りのリールオイルに添加するなら比較的元のオイルの潤滑性能を妨げる事が無い皮膜を生成します。
添加割合も5%〜10%と非常に少なく済むので、元のオイル性能や粘度をほぼ侵す事なく非常に高性能なオイルに生まれ変わります。何よりも元のオイルやグリスのフィーリングを変えずに済むので、シビアなレースシーンなどにおいても有効です。
また、更にもっと摩擦や負荷が多い、エンジンやモーターをはじめギアやミッション、業務用となる工作機械や電動工具などにも全く問題なく使用が可能ですが、添加割合は流石に分野違いにつき確認していません。
全ての市販オイルでテストする事は不可能ですが、現在市販されているBORED以外のオイルでは塩素系とシリコン系を除く全てのオイルに添加可能であり、グリスにおいては二硫化モリブデンなどの固形金属添加物が配合されていない物であれば確実な効果を発揮します。念の為、フッ素系などの金属以外の固形添加物には問題なく使用出来ます。
オイルにとってはベースオイルと肩を並べる程の重要な存在となる添加剤ですが、ユーザー自身でカスタム配合し粘度調整が出来る事を一つのウリとして来たBOREDの次なるカスタム要素としてようやく発売する事を決断しました。
何でもないオイルがこの添加化合油を少量添加するだけで高性能オイルに生まれ変わり、元々実績の高い高性能オイルであればその特性と相乗し更に性能を向上させる事が出来ます。ちなみにBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDに添加した場合は既に相当な割合で添加済みとなり、規定の添加割合をオーバーしてしまうので単なる無駄使いとなっていまいます。ご注意下さい。
絶対的な効果と自負から「ABSOLUTE」とネーミングし、添加剤らしくRUSH COATと同じアルミボトル容器入りにて発売となります。容量は90mlと非常に多くの回数を使用する事が出来ますので大変コストパフォーマンスの高い製品ですが、価格も税込¥4200と大手の高性能添加剤と変わらない価格に設定しました。
本日中にBORED STOREより先行予約を開始致します。デリバリーは11月4日より順次開始となりますので、シーズンオフとなるこれからの季節にはメンテナンスに重点をおける良いタイミングとなるでしょう。
以後も通常ラインナップの継続製品となりますが、初回のみ入荷数が制限されますのでお早目にBORED STOREよりご注文お待ちしています。