2014/10/19


本日定休日ではありますが、昨日予約を開始しましたBORED METHODからリリースします特殊添加化合油ABSOLUTEについて多くのお問い合わせをいただきましたので、こちらのBLOGで具体的な使用例などをお伝えします。
まずこのABSOLUTEはメタルトリートメント効果に優れた特殊添加化合物となりますが、それには通常使用方法と特殊使用方法があります。
通常使用方法としては昨日のBLOGにも書きました通り、市販のあらゆるオイルやグリスへ5%~10%の割合で配合し、更なる添加剤効果を追加した推奨使用方法となります。
これが概ね開発経緯となった目的であり、一般的にも使用し易く色々なオイルやグリスを使用出来て更なる高性能化に改質出来ると言う利点から最も有効な使用方法だと思われます。
が、その一方でもっと大胆な特殊使用方法もあります。それは既存ラインナップとなりますRUSH COATを併用した使用方法となりますが、よりメタルトリートメント効果に特化し潤滑効果を重点においた使用方法です。
RUSH COATは成分に合成炭化水素を使用した遅乾性の溶剤となります。そして実は既にABSOLUTEの添加成分が一部配合されているのですが、このRUSH COATへ更にABSOLUTEを10%ほど添加します。その上で潤滑させたい金属パーツへ多めの量を注油します。
環境により異なりますが大体1週間ほどで注油したRUSH COATの成分だけが揮発し、ABSOLUTEの特殊皮膜だけが残る事になります。実はこの時点で既にメタルトリートメントとしての効果が完成されており脅威的な潤滑効果が得られます。
もちろんその皮膜は冒頭にある通常使用した時の油膜強度よりも劣りますが、それは寿命の差でありABSOLUTE自体の極圧性や皮膜強度はほぼ変わりません。
なので一見すると完全にドライに見える状態でも、非常にタフな皮膜が完成されておりRUSH COATが揮発するまでの間、徐々に特殊皮膜が生成されて行く事になります。
注意点としてはRUSH COATに配合した物を金属パーツへ注油後、必ず通常どおりに使用を行って下さい。摩擦や荷重が加わらないと添加成分が反応を起こさずに特殊皮膜が生成されません。一度皮膜が生成されてしまえば故意に剥離させない限り皮膜は残っていますので、それを維持する為にはABSOLUTEを10%配合したRUSH COATを定期的に注油して下さい。季節や状況により異なりますが、一ヶ月に一度を目安に最初の注油よりも少ない量で問題ありません。ちなみに金属パーツ以外の使用へは全く効果が現れませんのでご注意下さい。
そもそも画期的な製品と自負しているRUSH CAOTですが、ABSOLUTEを配合する事で更に明確な特殊トリートメント効果が得られる事になります。
シールドベアリング、ミニチュアベアリング、ワイヤー、ブレーキ、レバーなど、をはじめスケート、リール、ホビーなど荷重や衝撃が大きい場所ではなく、滑り特性や回転性能を常に得たい摩擦摺動部には驚異的な効果となるでしょう。
また、既存ラインナップのTHICK HEAVYには既にABSOLUTEが配合されていますが、更に配合する事は問題ありません。そして年内にはTHICK HEAVYとは真逆の性能となる LIGHT DUTYがラインナップに加わる予定です。 
既に製品詳細欄などにも既に記載済みとなりますが、BOREDのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDには同一の添加剤が既に限界割合で配合済みとなりますのでこれ以上の配合は完全に無意味となります。
また、市販のあらゆるオイルやグリスへ配合可能と書きましたが、塩素系のオイルやモリブデン系グリスなどに使用した場合は効果がありませんのでご注意下さい。
ABSOLUTEとRUSH COATのご注文をBORED STOREよりお待ちしています。