2015/10/20

引き続き連日倉庫での出荷業務に追われ告知が遅くなりましたが、先日もお伝えしました通りBORED METHODのオイルに使用している一部の添加剤を変更致しました。
基本的な性能や特性は変わりありませんが、若干粘度などの変更が生じています。
先ずは再生産する事となりましたBORED METHODの最高峰オイル247について、こちらは非常に安定した添加剤へ変更した事により優れた減摩性と極圧性となっています。BORED METHODオイルの特徴でもある油膜の強靭さも当然ながら向上していますので、これ1本でベアリング、ギア、チェーン、ワイヤー、ラチェットなどあらゆる箇所へ対応出来ます。
次にLIGHT DUTYに関しましては外観上の色味がかなり異なっています。これは使用している添加剤の色味が大きく影響しており、以前の物と比べかなり濃く赤みを帯びています。247同様に性能や特性はほとんど変わりませんが粘度は高くなりました。と言ってもオイル業界全体でみれば低粘度となっています。BORED METHOD製品で比較するとGOLYATよりも高粘度となり、液垂れし難い特性は加味されたと言えるでしょうが、粘度は好みに別れるところも大きいので特筆する様な違いではありません。引き続きベアリング、チェーン、ワイヤーなどの潤滑浸透をメインターゲットとしています。
参考までに3種類を撮影しましたが、THICK HEAVYは何も変更はありません。以前から同様に液状グリスと唄っているほどの高粘度と粘弾性で市販のグリス以上に油膜を維持し保護潤滑を行います。
これら3種類は主にBOREDのルーツである自転車向けに設計したオイルですが、フィッシングショップなどではTHICK HEAVYを市販グリスの代わりに使用する事で、ギアやワンウェイベアリングなどの点ではなく面や線となる接触箇所へ絡み付く特性から長期的な保護効果と摩擦の低減効果を目的に重宝されています。
また、LIGHT DUTYはKRAKENやGOLYATよりも更にシルキーな巻き心地を求める場合にスプールベアリングやレベルワインダーなどへ使用する事で、チューニングとは異なるメンテナンス目的での滑らかな粘度を実感していただけると思います。
これらは荷重や衝撃において、本来自転車用として設計した事からも他ジャンルで使用するに当たり油膜が負けてしまう様な事はありません。固形添加剤や塩素系添加剤を一切使用していなくても減摩性や極圧性を維持する事は出来ます。
完全なオーバースペックとしてフィッシングリールやスケートボードでもご使用可能となりますので、KRAKEN及びGOLYATと共に使い分けてみたりまたは混合してみたり、オイルカスタムのベースとしてもご使用いただけます。
BORED METHODのオイル全ては化学的に合成されたベースオイルを基に日本国内で製造されたオーバースペックな最高品質の潤滑油です。金属全般に対して優れた油膜吸着性を誇り強靭な皮膜を生成します。一言でいえばいつまでも油っぽさが持続する、他社製品とは段違いの油膜性能と極圧減摩性能を是非お試しください。