2016/05/10

GW明けから連日出荷作業に追われ久しぶりのアップとなりましたが、このGWは製品のテストなども兼ねたハイキングやトレッキングがメインとなりました。
さて、以前にも書きました様に、現在自分のライフワークはフィッシングやハイキングなどが中心で、椎間板ヘルニアの発症さえなければ当然そこにサイクリングも加わります。これら以外にもシーズンにより様々な遊びを行いますが基本的にはアウトドア関連が中心となっています。
それぞれのアウトドアカテゴリーに適した装備を怠る事は無いにしろ、唯一服装などに関してはコテコテにならない様に気を付けています。つまり上手くハズしたコーディネートと言うか、究極は都心の山手地域である自宅へ帰って来る際に目立ち過ぎ恥ずかしくない服装である事。あくまでも自分個人の価値観としての話です。
これからのシーズンは薄着が前提とはなりますが、例えばハイキングへ行く際に蛍光色を多用したいかにもな服装ではなく、あえてシンプルなスポーツメーカーやアスレチックメーカーの物を着用してみたり、場合によってはワークウェアやミリタリーウェアなんかでも用途や機能としては間違っていない場合があります。
大量に汗をかくのであれば速乾性に優れているべきであり、気温差が大きいのであれば保温性も加わるべきです。岩場や藪が多ければ生地は厚く強い方が良く、体の動きが多ければ動きを妨げない素材の方が良い。言い出すとキリがないのですが、それらを上手くコンパチさせた製品と言うのは上記の様にジャンルレスで見ると世の中には多数存在しています。
そんな用途を狙った製品として現在BORED VITALからオリジナルのキャップをリリースするべく、ハンドメイドサイクルキャップでお馴染みのvelo spicaへ製作を依頼しています。
画像はサンプルとなりますが、フロント部とツバ部には万が一の破断でも安心なMILLSPECのリップストップポリコットン素材を採用し、汚れや染みが目立ち難い事を考慮したMULTICAMのTROPICカラーを採用しています。そしてサイド部とリア部はオールメッシュを使用して完全な速乾性と通気性を狙っています。その他は樹脂製のハトメやコードストッパーとショックコードによるサイズアジャストなどの仕様としています。
フロント部に付いているBORED VITALのサークルロゴにはあえてベースとしてフェルトを採用するつもりです。フロント部とツバ部に採用したリップストップのポリコットン素材も同様ですが、全てをパキパキの合成素材でまとめるのでは無く、直接着用する物としては多少エイジングも重ねられる方が面白いと判断した為です。
そしてこれからのシーズンでは重要となりますが、サングラスなどを使用しない場合なども考慮してツバを出来る限り長めの設定としています。ベースボールキャップでは無いのでそこまで長くする事はありませんが、出来る限り長くした上で携帯性にも優れたサイズ感を目指しています。
現在自分がフィッシングの場合などはミリタリーメーカーのブーニーハットやスポーツメーカーのベースボールキャップなどを使用し、ハイキングやトレッキングの場合はストリートブランドなどのコットン素材ビーニーを使用する事が定番となっています。それら以外では基本的にキャップやビーニーを愛用する事が多いのですが、そこを全てコンパチ出来る存在としてビーニーの様な一体感と着用性を、そしてキャップの様な機能性を併せ持たせた結果が今回の製品となっています。

上から下まで全てが専門メーカーの物ではなくワンポイントのハズしアイテムとして上手く取り入れていただける製品として現在もサンプル製作を重ね色々と試行錯誤していますが、メインシーズンの夏までには販売出来る方向で動いていますので是非ご期待いただければと思います。