2016/08/30


ストイックにピンスポットでやりたい事だけを追求出来れば満足と言う考え方は、個人としても事業主としても確固たる目的であり、常にライフワークを意識した拘りの製品展開を行えるガレージメーカーであれたらと思っています。
そのライフワークとは公私問わず先ずはバスフィッシィングがあり、次にバイシクルがあり、今はハイキングがある事で成り立っています。
バスフィッシィングにおいては使用するルアーやタックルに当然の拘りがあり、ラバージグ、フロッグ、バズベイト、スピナーベイト、メタルジグだけがあれば良いんです。これらを使いこなす意味でタックルはヘビーな物となり、シチュエーションとしてカバー絡みのトップかボトムだけを狙えれば良い。広大なオープンウォーターや様々なレンジの魚には興味がありません。なので釣れる魚が小さくても少なくても狙い通りに獲れたらとりあえずは満足。フィッシィングスタイルとしてはトーナメンターよりもトップウォータープラッガーに近いでしょう。
そして10年程前に椎間板ヘルニアを患ってからは現役を退いたBMXにおいても当然拘りがありました。自分が立ち上げた新宿ローカルのスタイルそのままですが、グラインドだけには絶対的な拘りを持っていて、ハンドレール、フラットレール、カーブ、レッジ、ウォール、ステアとリアルストリートでやる事の意味さえ追求出来れば満足でした。パークやコンテストには全く興味がない中でもストリートでのシチュエーションやロケーションには拘る完全なリアルストリートライダーでした。当然現役を退いた現在もBMXと同じシングルスピードには拘り、コミューター的に現在所有しているバイクも当然シングルスピードで多段変速には基本的に興味がありません。
そしてハイキングにおいてもこれら同様の拘りがあります。自分の場合は軽く早くを追求したファストパッキングやスピードハイクと呼ばれるスタイルを好んでいます。日帰りだろうが泊まりだろうが、軽く早く動けるスタイルは色々な意味で余裕が生まれ、ある面ではランニングやアスレチックなどのスポーツ的な要素も併せ持っていると言えるでしょう。軽く早くする為には自身の体力と共に使用するギアへの拘りも生じ、その選択を誤れば機能しないと言う意味でも使い倒してこそ初めてそのギアを理解出来ると思っています。場所や環境によっては究極の自己責任となる点は、自分の体力だけに依存する事も含めトレンドだけでは無いギアが存在し続けると考えています。
と、簡単にそれぞれの拘りを書いてみましたが、アウトドアとしてのフィッシング、バイシクル、ハイキングと言う括りの中でも、これら上記に記載した以外のスタイルやカテゴリーには一切興味が無く試してみる気すらありません。
つまり基礎から入り順を追って現在に辿り着いた訳では無く、いきなりピンポイントでやりたかったソコを目指して始めたと言う天邪鬼な考えが自身のスタイルです。
BOREDは冒頭の様に自身のライフワークから生まれた事もあり、METHODにおいてもVITALにおいてもそれらが原点で現在のプロダクト展開に至っています。
老若男女全ての誰もが使える製品ではなく、ある程度コアなユーザーに認知される事を望み、ポーザーよりもユーザーに使用される事が本望です。
それはBOREDのMETHOD製品やVITAL製品をお取り使いいただいているDEALERにおいても共通していると感じています。
そう言った意味では当然お取り引きをお断りして来た経緯も多数あり、特に全国チェーン展開している大型量販店など、数を売る事だけをターゲットにしている販売形態は全てお取り引きをお断りして来ました。
トレンドを追って売れる製品を中心に取り扱うのはビジネスとしては当然の選択でもありますが、それだけを重要視していては上記の様に資本に勝る大型量販店の独占状態となるでしょう。
売り先を決める事もメーカーとしての仕事であり、個人のお客様とメーカーとを繋ぐ大切な役割を持っているのがDEALERです。
そのケアとして常にメーカーオフィシャルでのプロモーションを怠る事は無く、日々BOREDのBLOGやSNSでは何かしらの関連記事をアップする様にしています。
ニュースやプロダクトなどビジネスに直結するカテゴリーを含め、各カテゴリー別でアップしていますので、特に製品については製品名でBLOG内検索していただければ該当する記事が多数表示されるはずです。
個人のお客様もお取り扱いDEALER各店においてもBLOG内記事を参考にしていただき、引き続きBOREDの在り方イコール代表者である内藤のライフワークから生まれた製品だと言う事を認識していただいた上で、公私問わず動向に多少でも興味を持っていただけると幸いです。
BOREDのルーツであるMETHOD製品では近日中にKRAKENとGOLYATがリニューアルアップグレードとして出荷開始となります。そして立ち上げから現在まで先日付けで累計出荷数1万本を達成したアウトドア3ミストのVITAL製品では、オーソドックスなデイパックやテクニカルなバックパックまでサンプルの製作を重ね次のステップへの展開が具体化して来ています。
決して派手な製品展開を行う事は望んでいませんが、隙間ながらも性能と実用に拘りを持った製品展開を続けられたらと思いますので、今後ともBOREDのMETHOD及びVITALに興味を持っていただければと思います。