2017/10/08

先日在庫の補充が完了しましたMETHODのオイル各種にと共に、最近改めてその性状が特徴となるMETHODのグリス各種をご紹介致します。
と言うか敢えてLDGとTHGに絞ったご紹介となりますが、その理由としてLDGとTHGは市販にはまず存在していない粘度と粘性が特徴となるからです。
グリスの粘度は「ちょう度」と言い表します。市販のグリスではちょう度2号が一般的となり、稀にちょう度1号を見かける事もありますが、実際LDGとTHGに関してはちょう度0号以下となる超低粘度となります。
ちょう度0号以下なので敢えて0号と表示していますが、実際はちょう度で表すよりも柔らかめのハチミツ位と言った方がイメージし易いかもしれません。
オイルはあくまでも液状ですがグリスは固形となり、LDGとTHGはハチミツの様な粘度であってもオイルとは異なる半固形だと言う事です。
この超低粘度が示すターゲットとしてはグリスの流動性にあり、一般的なイメージからディフェンスさせるグリスのイメージと言うよりもオフェンスするグリスと言った、攻めのグリスであると言う事にあります。
オイルではその性状から物理的に流動し過ぎてしまい、遠心力や重量により垂れや漏れに繋がる場合でも、LDGやTHGであれば半固形状の意味としてある程度の範囲で垂れや漏れを防ぎ同時に飛散も防ぐ事が出来ます。
配合している粘弾性添加剤は重力に逆らって回転する物に絡み付くユニークな性質を持っている為に、極端に粘度が低く油分の多いグリスであっても物理的に油膜を保持し、対象物に絡み付く事で確実に存在します。
LDGは回転や潤滑を必要とするベアリングに代表されるパーツに最適な成分となり、THGは摩擦や荷重を防ぎたいギアに代表されるパーツに最適な成分となっています。
どちらもセミシンセティックグリスとして生産していますが、オイルの配合率の多いグリスとなりますので粘度抵抗を減らす目的でも最適です。
オイルだけでは少し不安と言ったパーツでも、オイルと同じ感覚で使用出来るグリスとしてはLDGとTHG以外に選択肢は無いでしょう。
METHODお取り扱いDEALERのフィッシングショップやサイクルショップでも日常メンテナンスやチューニングにヘビーユースして頂いている定番製品となりますので、是非そのユニークな特性をお試し頂ければと思います。
お買い求めはBORED STOREまたはMETHODお取り扱いDEALER各店よりお待ちしています。